大学生の巨人ファン

大学生であるブログ主が全力でジャイアンツを応援するブログ

残塁祭り、ちゃぶ台返し。石川延命メリット無し。

6/21(火) vs横浜 1-3
地味に韻踏むタイトル。ラッパーに転身あり得る?

<投手>

戸郷
後に出て来たある選手のインパクトが大きく、何も覚えてない。
7回1失点。HQSで勝てないのがジャイアンツクオリティー。
ビエイラ
怒る前に、まずは冷静に。彼の投球内容の振り返り。打席ごとにコメント付き。


①森森 二ゴ         初球打ってくれて助かった。0封いけるかも?
②蛯名 四球   知ってた。いつものビエイラ。投手かえようぜ、、、
③牧牧 蛯名二盗 クイックできない投手はセットアッパーなんていえねえだろ。
    →中飛  助かった(2度目)。これで変えてくれるか?
④宮崎 四球   変えねえのかよ。宮崎でかえねえなら次の桑原も続投するだろうなあ。
⑤桑原 四球   想像通りの結果。満塁で高梨かよ。もっと早めにビエイラ変えろよ。
⑥神里 左安+2 、、、まさかの続投。結果はお察しの通り。


、、、皆さんは観戦しててどう思いましたかねえ。私は呆れてましたw
まあ監督の考えも理解できますよ。8回の男が不在。誰かが台頭してほしい。
ビエイラがはまれば大きい!とか思ったのでしょう。そこでいいたいことはただ一つ。
ヤクルトとのゲーム差見てみろよと。そんなこといえる段階ではないでしょう。
もうとっくに臨界点は超えてます。崖の下。赤信号。
求められるのは勝ちという結果だけ
ビエイラ続投には、怒りを通り越して乾き笑いが生まれました。
<野手>
7裏の兵法について。まず、石川延命慎吾が延命ツーベース。これでまた、石川の打席が増えるのか。憂鬱。代走増田。
丸バント。荒れているエスコバーからバント?結果成功したからまあok。
ウォーカー三振。この打者が打てねえなら誰も打てねえよ。
問題は吉川に代打ナカジ。はっきりいいます。ウォーカーが打てなかった時点で、
この回の得点は諦めるべき。ナカジが打てなかったことを責めているわけじゃない。この時点で、
①中継ぎは横浜のほうが消費している。
②しかも巨人はホームで後攻め。
③横浜のリリーフは割と弱い。
④吉川は守備が上手い。守りの為にも残しておきたい。
結果代打ナカジは二ゴロ。
しかも同点なのに、ウォーカーを交代。」原監督の采配で大嫌いなのが、
ウォーカーを早めに下げる事。確かに彼の守備はマイナスだ。だが野球は点取りスポーツ。得点しないと勝てないのだ。9裏、例え丸が繋いでも代打だったのは中田。
打てるわっきゃないよ。
<感想>
優勝無理だって思ってるならそう言ってほしい。私は、若手の活躍を楽しみに野球は見れない。個人ファンでもないので、誰かの活躍で手放しにも喜べない。チームの勝利が何よりの喜びであり、極論それ以外は小さなことだ。だからこそ、今のジャイアンツのチーム状況にひどく呆れている。しばらくは、冷めた目で野球を見ることになりそうだ。

神様のいた日曜日。

6/19(日) vs 中日 5-3
タイトル参考↓

<投手>

シューメーカー

7回91球と、省エネピッチング。要所の守備に助けられもした(後述①)。8回もいけたが、打線の兼ね合いで降板となった。ストライク先行でテンポのいい投球だった。アンドリースとの投げ抹消により中10日で投げられるという原監督の運用の良さも出た。最も光った部分は、小林→大城とキャッチャーが代わった6回だ。
捕手が試合の中で変わるのは投手にとっては非常にやりづらいものだ。
しかし、シューメーカーというのは非常にクレバーな投手だ。
メジャーで培った豊富な経験を活かし、淡々とゲームメイクをする。チームの流れが悪い中のこの投球は、完封レベルの評価に値する。
しばらくは外国人枠の兼ね合いで中10日の起用が中心となると思うが、
持ち前のブルドッグ精神で打者に嚙みついていってほしい!


大勢

恐らく、登板間隔があいたため本調子ではなかっただろう。周平に2ランを打たれたが、
気にする必要は全くない。守護神とはリードした状態で試合を締められれば問題ない。
むしろこの登板を通して、完全にアゲインストな流れを経験できたのは、彼の今後にとってもプラスだろう。どんどん成長して、巨人史上No1のクローザー
駆けあがってほしい。

<野手>

ウォーカー、吉川(後述①)

前者は2回2死12塁、後者は4回先頭打者、素晴らしいプレーでシューメーカーを助けた。
特にウォーカーは、打席結果が良くない中でも集中力を切らさずに、苦手な守備で
ファインプレーをしてくれた。彼の一生懸命さ、献身性に敬服する。

岡本

彼らしい逆方向の一発が出た。バンテリンドームであそこに放り込める右打者は、

日本球界を見渡しても彼しかいないだろう。

ポランコ

4回と6回、いずれも前打者の坂本が出塁し1死1塁の場面。2塁打という最高の繋ぎでチームの勝利に貢献した。下位打線の得点力が課題となっていたチームで、今日の活躍は大きかった。ストライクゾーンを広げすぎず、得意ゾーン(4回のアウトローの変化球)と甘い球(6回の浮いた変化球)に絞って打席に立ってほしい。


増田陸

打のMVPである。4回1死23塁、カウント2-2と追い込まれた場面でしぶとく2点タイムリーを放った。もちろん食らいついた増田を褒めるべきだが、
中日ベンチにも責任がある
1点とられ、追加点は避けたい。私はボール球で攻め、カウントが悪くなったら歩かせると思っていた。なぜなら、次打者が投手以下の打撃の小林投手のシューメーカーだからだ。
しかし中日首脳陣は、増田陸との勝負を選択した。おそらく回も浅く、78で打線を切って5回を投手から始める気だったのだろう。ともあれ、中日ベンチの中途半端な采配により、追加点を奪うことができた。

<感想>

中日との3連戦、結果は1勝2敗となった。ヤクルトが独走状態の中、1戦も落とすわけにはいかなかった巨人。ヤクルトはカープに3連勝し、ゲーム差は9となった。正直、優勝は厳しいと思う。だが、選手には一戦一戦真剣に向き合ってほしい。昨年の10連敗の中、選手たちの諦観した姿勢に悲しくなった。ファンにそんな姿をみせないよう、選手たちは絶対に諦めないでほしい
ともかく火曜日の18時まで、今日の勝利を噛みしめたい
日曜日の連敗を8でとめ勝利の神様はまだいたのだから

迷わずに今 矛盾だらけの采配を その手で 撃ち放て

6/18(土) vs 中日 3-4×
IGNITE(藍井エイル)



<投手>

平内
逆転した3回から投入され、2イニングを無失点。素晴らしかった。今年初の練習試合でクソみたいなピッチングをした彼はどこにもいない。プロ野球選手として一皮剥け、チームに欠かせない存在となった。
高梨
出す場面が1人遅い。6回1死3塁、打者大島。この場面で出すべきだった。おそらく原監督は


①ここ(6回)で高梨をだしても残りあと3イニングある


②残っている投手は昨日打たれた今村とビエイラ、抑えの大勢、ダメダメ井納。


①②の結果、鍬原に託して残りを高梨-ビエイラ-大勢で凌ごうとした。


しかし、これは捕らぬ狸の皮算用ならぬ、捕らぬアウトの皮算用である。あの場面で高梨をださないということは、同点もやむなしと思ったのか。
それなら、ウォーカーを6裏で下げたのはおかしいし、中日の強力救援陣から点が奪えると思ったのだろうか。45表でチャンスを潰した時点で、このまま3-2で逃げ切るしかないだろうと踏み、ウォーカーを下げたのではないか。矛盾している。頼むから、自分が振るった采配には責任を持ってくれ。


<感想>


原監督はおそらく延長戦を加味していた。それが昨日のナカジ残しであり、今日の鍬原続投だ。ただ、撃つべき時に撃つために銃はある。後先考えずにとはいわない。だが、連敗中の今、躊躇なしに引き金を引くのが大切だ。上手いこといったところで今日は終わります。がけっぷちの今、明日負けたら終戦です。(もう崖の下感は否めないが、、、)

石川‘線香花火‘慎吾。

6/17 vs 中日 0-2
あぁ 花火が夜空きれいにさいて ちょっとセツナク


あぁ 風が時間とともに流れる (secret base〜君がくれたもの〜)


<投手>

・菅野
ストレートは球速こそ145㌔に満たなかったがシュート回転せず、有効に使えた。
スライダー、カーブ、フォークもまずまずで、全ての球種を織り交ぜて中日打線を手玉に
とった。初球を積極的に打ってくる中日に、小林も菅野を上手く操縦した。
。唯一のチャンスに、替えがきかないバッテリーに回ったのは、交流戦後も消えない流れの悪さがあるのかもしれない。
・今村
大島の打球は、確かに不運な内野安打ともとれるだろう。しかし、大島には2ボールからのまっすぐ系を三遊間に‘決め打ち‘された。この場面、スライダーを要求しなかった大城が悪いのではない。2ボールにした今村の責任だ。球界屈指のバットコントロールを持つ大島には精神的にもかなり有利に立たれた。
続く岡林には、2ストライクと追い込みながらもフォークが抜けてバントが成功となった。
浮いた変化球は非常にバントが容易である。おそらく大城は、バント空振りorヒッティングでも当てるのが困難なフォークを選択したのだろう。しかし、今村はここまでフォークを投げていなかった。まあ、前述の大島の場面で投げるわけにはいかず、0-2とカウントを悪くした今村の罪は極めて大きい。
vs周平でも、構えた場所より真ん中にいき当てられた。一塁は空いているのだから、
死球覚悟で厳しくいってほしかった。そんなメンタリティがあったなら、彼はこの程度の
選手ではないだろうが
。今村より高梨にすべきだったかもしれないが、高梨は四球を出す
可能性が高い。ストライクゾーンで勝負することを期待した原監督も、この結果にはがっかりだろう。
・ビエイラ
球自体は悪くなかった。マスターこと阿部には打たれたが、彼の責任ではないだろう。
自信を無くさないでもらいたい。

<野手>

・石川慎吾
その前の小林に代打中田をだした。正直ここでナカジだろうと思った。しかし、大野雄大は絶対にやってはいけない四球をだした。結果オーライだと思った次の瞬間。なんと打席にたったのはダイナマイト改め、石川線香花火慎吾。申し訳ないが、これは明らかに采配ミスだろう。石川は格の落ちる選手(2軍や敗戦処理)は打てるが、なぜか。それは勢いだけでどうにかなるからだ。しかし、大エース大野には、そうはいかない。事実、カウント球ちなっていたインローのストレートをセペダ式見逃し、しかも不満顔。


この時点で打てる確率はなくなった。その後は無様に三振。百戦錬磨のナカジを出してほしかった。

<感想>

もっとも、ナカジが打てるとは限らない。だが、野球は負け方が大である。ファンは勝ちと同じくらい、納得して負けることを望んでいる。負けるにしても、最善を尽くして欲しい。

ONE OUTS(ワンナウツ)感想 「お前らは 勝負というものを 勘違いしている」

皆さんが一番好きな野球漫画はなんでしょうか?
MAJOR?ダイヤのA?おお振り?それともタッチ?
わたしのベスト野球漫画はONE OUTSです(全20巻)。

作者は甲斐谷忍。ライアーゲームの作者です。ドラマで知ってる人も多いでしょう。ですがONE OUTSは、このライアーゲームをも超える、めちゃくちゃ面白い作品です。
プロ野球ファンなら、必ずハマるでしょう。
なぜか?それは、この作品が「野球」ではなく「プロ野球」をテーマにしてるからです。
なにいってんだこいつ。どっちも同じやん、と思った方はぜひこの記事を最後まで
見てください。

①作品テーマの悪魔的特異性

2巻のカバー部分に、作者のコメントが書いてあります。

あらゆる野球漫画へのアンチテーゼとしてこの作品はつくられています。

1つは、主人公のピッチャーが豪速球を投げないこと。

1つは、努力と根性が必ずしも勝利に結びつくとは限らないこと。

そして、最も重要なことは、主人公が悪党であること。 甲斐谷忍

ひねくれものの私としては、この文章でもうゾクゾクします。
主人公である渡久地東亜(とくちとーあ)のストレートは最速130㌔にも満たないです。しかも球種はこの直球だけ!どうやって打者を抑えるのか。
それは、勝負に徹する残酷さです。これは引用部分の2つめにも関わりますが、この作品は努力と根性なんぞ勝利には全く関係しません。普通の野球漫画、いやスポーツ漫画じゃ
ありえないでしょ?そしてこの部分が超大事、主人公が悪党であること。ガチの悪党、畜生、悪魔、外道。ほかの野球漫画とは一線、いや十線ぐらい画しています。テーマの特異性が、この作品の大きな魅力です。

②試合展開の圧倒的奇天烈性

ありがちな野球漫画ではないことはわかってもらったとおもいますが、ONE OUTSは
試合展開もハチャメチャです。四番が打ってエースが抑える。そんなことはほぼないです。ではどんなのがあんの?最も有名なのは、反則合戦です。...あのなあ渡久地、といいたくなるかも。でもこれ、マジです。打者が3塁方向に走ったと思えば、投手はプレートを踏まずに投げたり。とにかく奇抜で予測不能。作者の頭の中を覗いてみたい。


③渡久地東亜のカッコよさ

渡久地東亜は、全野球漫画で一番かっこいいキャラクターです。
プレースタイルにまず魅惑されます。野球選手としては3流と自らを称する渡久地(そんなことないですが)。一方、勝負師としての能力だけは超一流とも述べています。その一部を紹介すると、卓越した精神攻撃。彼はあの手この手で、相手の心理をコントロールします。こんな感じで、自分の短所を圧倒的長所でカバーします。


もっとかっこいいのは彼のセリフ。私が渡久地のセリフで好きなのは2つ。1つ目は、 

お前らは 勝負というものを 勘違いしている

勝つというのは 力において 相手を上回ることでも ましてや幸運を待つことでもない

勝つとは すなはち...

負かす事 蹴落とす事 つまずいたヤツを踏みつぶす事 ドブに落ちたイヌを棒で沈める事

ぱっくり開いたキズ口に塩をすり込む事 勝ち残るとは屍を超える事だ...

決して美しい事じゃない むしろ残酷な事なんだ それでも頂点に立ちたいと言うのなら

鬼になれ

渡久地はリカオンズというクソ雑魚チームにむけて発するセリフ。
このリカオンズのメンバーに、渡久地イズムが浸透するのも必見です。プロ野球選手とは、勝つのが仕事過程などどうでもいいのです。
それが冒頭で述べた、野球とプロ野球の違いであると思います。
そして2つ目ですが、これは書けません。ネタバレになっちゃうので。どこかだけ述べると、18巻のラストシーン。殺伐とした鉄火場で独りぼっちで生きる渡久地。彼の一面が見えるこのシーン。ぜひみてください!