大学生の巨人ファン

大学生であるブログ主が全力でジャイアンツを応援するブログ

巨人プロスペクトTOP10

キャンプ1クール目が無事終了。故障者も出ず、ひとまず順調で安心。
さて、今日はプロスペクトTOP10を発表。Twitterで流行ってたので、思い付きでやってみます。

10位 フリアン・ティマ(19)三塁/左翼 右投右打 013

驚異的なパワーを誇る育成ドミニカン。21年9月に来日し、今年で4年目。まず驚くのはその年齢。浅野と同年代で、まだ高卒2年目。伸びしろたっぷりといえそうだ。
身体能力は抜群。オフに肉体改造をし、来日から16kg増の102kgに(193cm)。とんでもないボディ。
ただ、変化球の対応には苦戦。3軍レベルでも抜群の成績を残せない原因か。また、昨年は足の故障により出場機会が減少。さらに、守備も上手いとはいえない。支配下奪取には、この3つの改善がポイント。
ただ、G球場でも楽々スタンドインするパワーは圧巻。また、故障の反省から、ケガをしない体づくりに取り組んだのもGOOD。サードとレフトがファームレベルになりさえすれば、支配下もみえてくるだろう。今季は、2軍でレギュラー&二桁HRを目標にしてほしい。

9位 吉村 優聖歩(19) 投手 左投左打 026

明徳が生んだトルネード左腕。特出すべきはそのフォーム。トルネードからのサイドスローは唯一無二で、初見ではノーチャンス。
また、このタイプでは珍しく球が速く、平均140㌔を投じる。プロ入りから劇的に球速が伸びており、こちらも伸びしろたっぷり。変化球もスライダー、チェンジアップ、ツーシームを操る。スライダーの曲がりは上々。落ち球のチェンジアップと左の内を突くツーシームの精度が上がれば、1軍の左打者も打ちあぐねるはず。
また、牽制も素晴らしい。みたこともない牽制は初見殺しで、ランナー泣かせだろう。
フェニックスリーグでは無双。今年は2軍でかなりの好成績が期待できる。上手くいけば、夏ごろに支配下→一軍登録もあり得る。左の中継ぎは手薄なので、ハマる可能性は十二分にあるだろう。厳しい秋の救世主になりえる逸材。

8位 田村 朋輝(19)投手 右投右打 013

最速162㌔の剛球右腕。昨年は3軍が主戦場も、素晴らしいボールを投げ込んだ。速くて重い直球に、抜けがいいカーブを操る。スライダーはカウント球に、スプリットで空振りが奪えるぐらいに質を高めたい。

体も素晴らしい。下半身はプロ入りから急成長。非常にガッチリし、一軍の選手とも遜色ない。ポテンシャルは随一といえる。
吉村と違い、今季の支配下は時期尚早かも。ただ、将来間違いなく支配下になるし、主戦を張れるに値する投手。まずは二軍で好成績→来季に一軍で中継ぎデビュー→先発勝負をめざしたい。育成投手では、最も底がしれない投手。

7位 萩尾匡也(23) 左翼/中堅/右翼 右投右打 12

慶応出身の大卒2年目。ルーキーイヤーの昨年は、二軍でops.781と好成績を記録。逆方向にもHRをぶち込む長打力が魅力も、一軍では結果を残せず。それでも、今季の飛躍を感じさせてくれた。
打撃は直球への対応が課題。差し込まれるケースが非常に目立ち、ポイントを前に置いたら変化球に空振り、というパターンにはまってしまった。まずは二軍で、速い直球をレフトに引っ張ることに拘ってほしい。甘い直球でもセンター方向への打球が目立つ。二軍ではセンター前でも、一軍でファウルだったら意味がない。
また、守備面も課題。肩は弱く、打球判断も悪い。侍との強化試合でも、中堅で拙い守備。あれでは、一軍のセンターは無理だろう。一歩目の向上と、スローイングの正確性が求められる。外野の右打者はチームの泣き所なだけに、なんとかチームに貢献してほしい。支配下ということで、上記3人よりは上の順位にした。

6位 山瀬慎之助(22) 捕手 右投右打 67

甲斐が認めた山瀬バズーカ。なんといっても鬼肩が魅力。投げるまでの速さやスローイングの精度も含め、盗塁阻止は球界トップクラス。ブロッキング・キャッチングも悪くない。
昨季は2軍でops.799を記録。阿部の秘蔵っ子なだけに、今季は1軍で多くの機会を得たいところ。
ただ、第三捕手に置くぐらいなら、2軍で経験を積んで欲しい。B9の大城と2番手なら申し分ない岸田がいる以上、中々レギュラーは厳しい。それでも、将来必ず正捕手になれる逸材。守備面はいうことないし、走力も一定以上ある。打撃面でも、変なクセは見当たらない。今季は2軍でops.830以上、一軍でも爪痕を残してほしい。

5位 中山礼都(21)二塁/三塁/遊撃 右投左打 40

将来の安打製造機。昨年は1軍にフル帯同も、かなり叩かれた印象。個人的にも、打席機会を与えるために2軍に落として欲しかったのが本音。
ただ、爪痕は残したといっていい。プロ入り前から高評価だったミート力も、その片鱗をみせてはいる。課題のパワーも、OP戦では山岡からHRを打って見せた。守備でも、印象的なファインプレーが多くみられた。
それでも、打撃は1軍レベルにはない。パワーがない分相手に舐められてるし、低めの変化球に多く手を出す。ただ、内野の控えでは打てるほうだし、伸びしろもある。
問題なのは守備。門脇と比べると雑だし、粗が目立つ。スローイングは悪くない分、サードならまだ見れるか。それでも、強い打球をさばけるかは疑問符がつく。
ただ、昨年怪我をせず、1軍でフル帯同したのはかなりの経験になった筈。今季は内野のバックアップが基本線だろう。吉川を食うぐらいの打力の向上をみせてほしい反面、一軍に生き残るには堅実な守備が第一である。

4位 井上温大(22)投手 左投左打 97

超プロスペクト左腕。二軍では圧倒的な、近年稀に見る成績を残すも、一軍では全く通用せず。我々ファンも、非常にヤキモキするシーズンとなった。
直球のノビは素晴らしく、クロスファイアーは惚れ惚れするほど。決まったスライダーの切れは抜群。カーブの抜けがいいときは、一軍打者でも打ちあぐねるはず。
ただ、手持ちのカードがあまりにも少ないのが問題点。落ち球がなく、緩急もそれほどきかない。一巡目は通用しても、2巡目では簡単に対応される。その上、好不調の波が激しい。変化球でカウントが取れない日は悲惨。何度も火だるまと化した。
直球とスライダーの精度を挙げつつ、チェンジアップで空振りがとれるぐらいにはなってほしい。個人的には、今年は1軍の中継ぎを主戦場にしてもらいたい。彼に足りないのは技術だけでなく、自信。短いイニングなら少ない球種でも抑えられるし、球速も上がるはず。左のリリーフが手薄なので、複数イニングが食える選手として貢献してほしい。

3位 松井颯(23)投手 右投右打 93

魔球シンカーを操る2年目右腕。昨季は開幕早々に支配下をつかみ、1軍でも初勝利をあげるなど活躍。威力のある直球にカウント球のスライダー、そして魔球シンカーで一定の成績を残した。
ただ、スタミナ不足は否めない。回を重ねるにつれ球威は衰え、2・3巡目に捉えられるケースが目立った。また、球種のレパートリーが少ない。特に右にはシンカーを使わないため、直球とスライダーのツーピッチに。これでは対応されるのも必然。
私としては、松井も井上と同じく、1軍では中継ぎ起用してほしい。短いイニングなら高出力が期待できるし、球種が少なくても誤魔化せる。
井上と松井でどちらを3位にするか悩んだが、昨年1軍で結果を出した松井を上の順位とした。

2位 西舘勇陽(21)投手 右投右打 17

ここでルーキーがランクイン。めちゃくちゃ期待している選手。敗戦処理起用の明言に思うこと - 大学生の巨人ファン 2/1球春到来 大勢&西舘特集!!! - 大学生の巨人ファン
↑のように、本当に期待している選手。大卒ナンバーワン投手が巨人にくるのは何年振りか。早く実戦がみてみたい。何度もいってるが、横浜の東・カープの森下並の成績を残せる選手。
150㌔以上の直球を投げ込む変化球投手。カットスライダーカーブフォークを投げ込む。カーブを重要視しているのが本当にいい。本当に。制球も悪くなく、4年秋の成績は異次元。スタミナも勿論問題ない。回を重ねても球速は落ちない。
クイックも速く、走者が出てもパフォーマンスは変わらないはず。メンタルも強靭。入れ替え戦などの修羅場を潜り抜けた選手。インタビューからも、非常に知性を感じる。
怖いのは怪我だけ。それさえなければ、10勝は夢物語ではない。


惜しくも落選した選手たち

1位の前に、TOP10には入れなかった選手も発表。
京本は昨年2軍で好投。笠島のスライダーも面白い。大津の守備は一軍で通用するし、代木だって一軍で実績を積んだ。岡田だって萩尾に負けちゃいない。船越の足は異次元。相澤のパンチ力、中田の守備も楽しみ。
面白い若手選手はたくさんいる。キャンプからオープン戦が最大のチャンスだろう。


1位 浅野翔吾(19) 左翼/中堅/右翼 右投右打 51

この選手しかいないだろう。昨年はルーキーながら2軍で一定の成績を残し、1軍では初HR。二軍での守備のスタッツも良好で、センターを任すにふさわしい選手。
打力は1軍でも通用するハズ。頭がぶれず、ミート力も高い。ボールを線で捉え、崩されても対応可。変化球の対応も悪くない。選球眼も良く、今季は出塁率も高くなるだろう。
怖いのは腰の怪我だろう。昨年にヘルニアを発症、秋キャンプに不参加。春キャンプも故障班スタートとなった。
ただ、練習を見る限り、腰の不安は感じない。大事をとって故障班からスタートしたのだろう。順調なら、オープン戦でも積極的に起用されるはず。コンディションに問題ないなら、あとは結果を出すのみ。開幕8番センターに、最も近い選手といっていい。彼がスタメンに固定されれば、今季の優勝はぐっと近くなる。早く実戦で見たい選手だ。


プロ入り2年目の選手が目立つランキングとなった。浅野を獲得したドラフトでは、2位萩尾・3位千晴・4位門脇・5位船迫と完璧に近い。更に育成でも、松井のほかに田村・吉村、相澤・中田を獲得。2022ドラフトは、ジャイアンツの歴史の中でもターニングポイントとなるだろう。

×

非ログインユーザーとして返信する