大学生の巨人ファン

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4/14 巨人2-1広島 「守りの野球」とは

圧巻の礼様

7回無四球で無失点。94球と球数も少なく、ストライクゾーンで勝負できている。球威があり、打者は差し込まれやすい。同じ軌道からのシンカー(+ツーシーム)が厄介で、相手はフルスイングできない。スライダーとカーブも絶妙。今日もいい辺りは皆無。現状、最も安定感があるのは彼かもしれない。

バルドと大勢

最少リードを守り切ったのはこの二人。まずは8回。中川が抹消され、代役を務めたのはバルドナードだった。先頭を出すが、後続を落ち着いて打ち取った。特に會澤への配球は見事。私は外直球・外変化球が甘めに入ると危ないと感じていた。逆に、内直球なら長打がなく、最も安全。想定通りのリードを小林はしてくれた。バルドが内直球を投げ切れることを確信し、2-2から要求。バルドも見事に投げこんだ。普段はポーカーフェイスな彼だが、三振を奪った後は大きく吼えた。球もハートも強いバルドナード。デラロサを彷彿とさせる、素晴らしいリリーバーだ。
大勢は圧巻。苦手な広島打線、1点差なら危ないと感じていたが杞憂に終わった。直球こそイマイチだったが、変化球のキレはピカイチ。内容も良く、安心できるピッチングだった。昨年は振るわなかったが、その経験が彼をレベルアップさせたかもしえない。苦い思いを味わったことで、彼の投球に深みを生んだ。中川が不在でも、9回がガッチリ固まっていえば問題はない。故障離脱だけは勘弁してほしいが、阿部監督も中継ぎ投手のマネジメントには長けている様子。西舘を登板させなかったのもその表れだろう。

主力が不在でも関係ない

将棋なら角の坂本・金の大城を欠いた今日の打線。坂本に休養日を与えるのは大賛成。だが正直、打線の厚みを考えたら大城スタメンのほうがいいと思う。まあ、阿部監督の中では、今日勝つ気はそおこまでなかったのが本音だろう。
打線は2点止まりだったものの、それぞれが役目を果たしたといえる。佐々木はあわや本塁打の打球を放ったし、門脇は相変わらず3割継続。岡本には当たりが出なかったが、丸もヒットが飛び出した。泉口はプロ初ヒットこそお預けになったが、持ち前の選球眼を披露。小林は相変わらずだったが、吉川は回の先頭でヒットを記録。点には繋がらなかったが、各々がやるべきことをやったといえよう。

トップバッター・ハギモンのホームラン!

チームを勝利に導いたのはこの男、萩尾匡也。先制された直後の3回、変化球を捉えて逆転2ラン。これが決勝点となった。
萩尾は半速球を打たせれば一人前。抜けた外高めスライダーは、彼にとっては絶好球。追い込まれていたので100%のスイングではなかったが、それでも中段辺りまでもっていった。
彼の課題は対直球だが、それでも成長の跡が見れる。最終打席、直球を引っ張ってレフトライナー。アウトにはなったが内容は良かった。
彼は選球眼も悪くなく、足も速い。パンチ力も兼ねそろえている。理想的な一番バッターだろう。4月いっぱいは踏ん張ってほしい。

守りの野球とは

この3連戦、巨人の守備にミスがなかった、といえばウソになる。今日も2回に佐々木がダイビングで捕球できず、岡本-門脇にも連携ミス。8回には萩尾が際どい辺りを捕球できず。泉口は3回に強い辺りを弾いてしまった。それでも、そのミスをカバーできるのが巨人。2回では小林が飛び出した走者を刺した。佐々木は後方の打球を好捕したし、泉口は三遊間の当たりをナイスキャッチ。ミスは起こるもの。大事なのはそのあと。守りの野球とは、ミスをしない野球ではない。仮にそれだと、見方にプレッシャーがかかってしまう。そうでなく、攻める守備が大事。積極的なエラー・やれることをやったミスなら仕方ない。攻めの守備こそ、相手に重圧をかけることができる。そしてそれは、単なる「ミスをしない野球」よりも格段に難しく、称賛に値するといえる。

見る影もない広島

3連勝で飾れるとは思ってもいなかった。それは広島サイドも同じだろう。昨年はカモにしていた巨人相手に3連敗。特に2戦目のマッチアップ(堀田vs森下)を考えれば、最低でも1勝2敗と計算していたはず。この原因はどこにあるのか。
それは、巨人キラーの不在である。昨年オフに巨人を長年苦しめた西川がFAで抜け、長打力のあるマクブルーム・デビットソンも退団となった。加えて末包も故障。巨人に強い選手がいなくなり、残った野手は非力ばかり。これでは相手投手は怖くはない。
加えて若手も少ない。小園・坂倉はもどかしいし、田村は時期尚早感がある。投手にも若手がいない。スタメンはベテランばかり。これでは勢いがつかないばかりか、長いシーズンを乗り切れない。
新井監督の采配も疑問だらけ。1戦目、久里を引っ張りすぎ。2戦目は12回に大城を敬遠せず。今日は2回無死12塁で秋山にバント。2回から6番にバントはない。とれても1点になる。複数得点できる可能性を自ら捨てる采配は納得いかない。


真価が問われる6連戦

6連勝も、浮かれる暇はない。来週こそが大事。甲子園で阪神、マツダで広島。厳しい戦いになるだろう。本音は3勝3敗。だが、波に乗ってるチーム状況を考えれば、ここは勝ち越しといきたい。特に、阪神3連戦は極めて重要だろう。相手にとって不足なし。頑張れジャイアンツ!

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