2/4 キャンプ4日目 カモをいかに作るか
1クール最終日。天候には恵まれないものの、けが人がいないことは一安心。去年は早々に伊織堀田がリタイア、中盤に井上、開幕直前に菅野が離脱。非常に苦しい投手陣になった。けがの防止が最重要課題。特に主力選手は、張り切りすぎないことが大切だ。エンジンはオープン戦までとっておいてほしい。
☆カモチームの重要性
私が崇拝する野球漫画、「ワンナウツ」では、カモチームの重要性を語っていた。
(このワンナウツという漫画、非常に面白い。高校野球などのトーナメント戦が人気の中、この漫画はリーグ戦の奥深さを教えてくれる。読んでない方は是非)
極論、全チームに勝ち越す必要はない。143試合戦い、最も勝率が高ければいいのだ。そのためには、相性の良いチームからどれだけ星を奪えるかが重要。さらに、苦手チームの負け星をいかに減らせるかが優勝へのポイントになる。
昨年のチーム別戦績
中日
ヤクルト
横浜
警戒選手;東、大貫、平良、オースティン
ここで貯金を稼ぎたいところ。昨年から大幅に弱体化した横浜。今永(バウアー)のイニングを埋めるのは難しく、目ぼしい若手投手も不在。東は脅威だが、負けは全て巨人戦。他球団と比べると、そこまで苦手ではない。大貫がのらりくらり一年間投げ、平良が二桁勝てば...しかし、実は野手陣もキツイ。牧が柱となり、山本も頭角を現しつつあるが、チームとしては相変わらず守備走塁がお粗末。ソトが抜けた一塁にオースティンがハマり、フル稼働できれば...そんなことは、天地がひっくり返ってもないだろう。
2年間(一応)優勝争いに絡んだ分、チームとして疲弊した感は否めない。若手は試せず、主力の衰えも目立つ。桑原と度会が打ちまくり、オースティンが怪我しない。不確定要素が多すぎる。バウアーが残留しなければ、最下位筆頭だろう。
広島
目標:貯金1(+10)
警戒選手;森下、床田、堂林、末包
巨人キラーの西川デビが退団、末包のひざ故障は本当に大きい。特に末包には手ひどくやられた。外野手のひざの怪我は致命傷になる。彼が打線にいないのはデカすぎる。
投手陣は九里床田森下大瀬良の4枚が軸。九里は素晴らしい選手。イニングをあれだけ稼いでくれる選手はありがたい。大瀬良がどれだけ戻ってくるか。復帰が遅れたり、肘の状態が芳しくなかったら、先発には苦しみそう。常廣は制球に苦労しそうなのが個人的見解。素材型で、即戦力としては疑問符がつく。
野手は末包がいない中、堂林が中軸を打つだろう。円熟味を増した打撃は隙が無く、成績以上に厄介な印象。ただ、主力の秋山菊池の衰えは顕著。マクブルームもデビッドソンも退団し、計算できる野手は少なくなった。
広島は中継ぎで苦労するだろう。特に登板が嵩んだ島内栗林の怪我が心配。昨年ほどの苦戦はしないはず。ただ、巨人の投手陣は広島に苦手意識を持つ選手が多い。新人の西舘や成長著しい赤星がカープキラーになれば、貯金5も現実的になる。
交流戦
目標:貯金4(+0)
阪神の前に交流戦を。DHに誰を置くか。基本的に、秋広丸オドーアの誰かが入るはず。交流戦は心配していない。普段通りの戦いで十分。
阪神
上記の貯金を合わせると「31」。阪神以外の118試合を75勝42敗1分、勝率.635ぐらいの計算。ちなみに、去年の阪神は85勝。つまり、阪神相手に10勝するだけでいい。よって、
目標:借金5(+7)
になる。よって、昨年より「25」多く勝つ必要がある。勿論、この計算は引き分けを考慮していないため、勝利数が大きく出てしまう。それでも、苦手チームの負け数を減らし、カモチームから大きく稼ぐのが優勝への近道ということは伝わったはずだ。それでは最後に、阪神の警戒選手を挙げよう。
警戒選手;才木、大竹、近本、森下
正直、警戒選手を挙げればキリがない。だが、村上イトマサに比べれば、才木大竹はまだ戦える。才木には秋広、大竹には坂本がキーとなるはず。近本には死球覚悟で攻めるしかない。森下の出塁は絶対に阻止。大山サトテルにチャンスで回れば、確実に得点されるはず。
確かに、阪神のほうが戦力的には上回っているだろう。だが、巨人の戦力も番狂わせを起こせる程度には補強した。あとは、選手ができる限りのことをするだけ。優勝を目指すに値する陣容だし、成し遂げてくれる選手たちだと思っている。頑張れジャイアンツ!!!