余り流れがどうのはいいたくないが、今の吉川には良い流れ、追い風を感じる。昨日のバントの雰囲気を活かしてか、満塁の場面でも自然体で打席に立てた吉川。悪い時はレフトへのポップフライが目立ってしまうが、今日は追い込まれてもベストスイングができていたと思う。チームを引っ張ってきた浦田が離脱した今、ここで奮起せねば漢ではない。残りの試合、彼のコンディションがチームの勝敗を分けるだろう。
マー君はナイスピッチングだった。こちらも吉川同様、今の自身の能力を弁えているというか、高望みしない、大崩れしない印象だった。この大一番で7回1失点は大仕事だし、やはり百戦、千戦錬磨の投手は違う。正直、マー君先発には懐疑的だったが、首脳陣の賭け(竹丸を阪神に当てるためのローテずらし)がハマった感じか。
ナイターで阪神が負け、ついに0ゲーム差に。重ね重ねいうが、ここまでくれば防御率だの本塁打だの対戦成績だの、過去の結果なんて吹っ飛ぶ。その位置にまで食らいついたジャイアンツナイン、そして首脳陣に敬意を表したいが、真に大事なのはこの先の試合。
やれ優勝ラインだ阪神が5割なら巨人は貯金はいくつだ、机上の空論、数字遊びは本ブログではしない。実力が伯仲していることは、ゲーム差で十分に証明されている。昨年散々いってきたが、本来ジャイアンツというは、2025年のように、タイガースにあそこまで後塵を拝すチームではない。
では、巨人阪神の優勝を分けるキーポイントはなにか。それはズバリ、「運」だ。運が良い方が勝つ。運が悪い方が負ける。運を掴むには、勝利の女神を微笑ませるためには、やることをやる。できることをやる。それしかない。100点でなくとも、100%を目指す。自分たちのベストを尽くし、あとは運に任せる。人事を尽くして天命を待つ。やることをやれば結果はついてくるし、今のジャイアンツなら阪神を上回る可能性はある。
運を活かすには、向かい風でなく、追い風が吹く選手を起用するのも大事。スタメンなら吉川を必ず起用するのもそうだが、どちらかというと控えに当てはまる。例えば決勝弾を二度放った甲斐や物怖じしない鈴木大和、優勝させにきた平山など。フォローの風を纏っている彼らを、同点の終盤では起用したい。
スタメンで好調をキープしている坂本、エラーが目立つ石塚では前者に軍配が上がるし、ポテンヒットが増え始めた松本は上位で固定したいところ。これは調子でなく運であり、風。風を熱風にするか冷風になってしまうを分けるのは、選手ではなく首脳陣、指揮官だろう。
ハッキリいうが、私はコーチ・橋上は大嫌いだった。いつでも前任の風見鶏でコバンザメ、中間管理職としては最悪だった。だが、人には適任、適職がある。橋上代行はある意味、監督が天職だと今は確信している。采配はどうでもいい。人を腐さない。弱気な発言をしない。チームに水を差さない。ベンチでマイナスな表情をしない。全て当たり前なことだが、世の中それができない人間が腐るほどいる。残念ながら、前任がそうだった。
そんな奴がトップの集団に、運は向いてこない。今の阪神がそうだ。あれだけ素晴らしい選手がいて、なぜこの成績か?これは指揮官の責任でしかない。あれだけ不味い発言、他チームを敵に回す行動をとり続けたタイガースに、勝利の女神がほほ笑むとは思えない。
逆に橋上代行には、明らかに幸運がついてきている。甲斐の2度の劇的弾や今日のマー君の投球、吉川門脇離脱→小濱石塚の大暴れ、浦田離脱→吉川復帰など、例を出せばキリがない。何より、極めてイレギュラーな形でトップに就任したのにも関わらず、首位を狙える位置につき、評価がうなぎ登りとなっている橋上に、運がないとは到底いえない。
最後に、私が突然スピリチュアルにハマったわけでないことは主張したい。頭に入れてほしいのは、野球とは非常に運が絡むスポーツであること。160mのホームランをかっ飛ばしても走者がいなければ1点にすぎないし、外野にポトリと落ちるしょぼい当たりでも、満塁なら2点、3点と入ってしまう。そもそもが不条理、理不尽なスポーツ。それを受け入れること。やることをやったうえで運に任せること。風を操るのでなく、風に身を委ねること。決して驕らず、目の前のプレーに集中すること。これらと真反対であるのが藤川であり、前任だった。奴がいなくなった今、もう何も怖くないし、藤川率いる阪神にも負ける気がしない。