2/12 巨人紅白戦 沖縄への切符をつかめ
印象に残った選手をピックアップ。
<白組>
投手
・戸郷
彼に対する不安はない。
・山田
昨年から何もかわってない。変化球でカウントをとれないため、投球になっていない。
一年間何をしていたのか目を疑った。
・菊地
送球イップスがまたも露呈した。いくら投げてる球がよくても、フィールディングに問題があるなら、痺れる場面では起用できない。ワンバウンドでもいいので、ファーストが捕球できる送球を身につけてほしい。大卒2年目と若く、変化球のキレもいい。弱点を確実につぶし、一軍で活躍してもらいたい。
・船迫
変化球のコントロールはよかった。いつでもカウントがとれ、大崩れしない印象をうけた。
一方、直球は今一つ。一軍で活躍するためには、球速up、もしくはシュートやツーシームといった内角に切れ込む球種が欲しい。
・畠
全くノビを感じないストレート。
・松井
150を超える直球、変化球も枠内に収まっていた。課題のクイックも、そこまで遅くは感じなかった。このままアピールすれば、早期の支配下登録は間違いなしだ。
野手
・門脇
ノーヒットも守備〇。二塁走者を挟殺プレー。身体能力だけでなく、野球脳も高い。
・増田陸
良いあたりもあったが、結果的にはノーヒット。ボール球を振るのが目立った。
気合がから回っているのか。もう一度、地に足のついたプレーを期待。
・秋広
センター前に一安打。二試合で二安打は悪くない。が、やはり大きな当たりを望むのがファンの本音。次戦では一発期待。
・萩尾
ノーヒットも、好守備をみせる。昨日も書いたが、最低限の守備を持ち合わせているのは大きい。ライバルはオコエや岡田などの外野控え陣。次戦では長打力をアピールしたい。
・オコエ
小林のヒットで一気にホームを陥れた。走力は健在か。
<紅組>
投手
・井上
ストレートには、やまり目を見張るものがある。特に右打者へのクロスファイアーは素晴らしく、一軍の主力級にも通用するだろう。スライダーでもカウントがとれ、決して直球一本でもない。完成度の高い投手になるかもしれない。
ただ、今回の投球ではチェンジアップがあまり見れなかった。どうせ紅白戦。打者の反応を見るためにも、新球をもっと多投してほしかった。
・赤星
低めによく集まっていた。2桁勝つためには、右打者へのシュートが鍵か。
・三上
移籍後初の実戦も、ピリッとせず。横浜での全盛期を見ているだけに、何としても復活してほしい。
・大勢
ストレート主体の投球。戸郷と同じく、直球の感覚を確認していた。
2年目+WBCに出場と、彼にとっては非常にハードスケジュール。これを乗り越え、1年間守護神に君臨してもらいたい。
野手
・岡田
畠からまさかのホームラン。実は2軍でもホームランが多かったが、まさか実績のある投手から打つとは思わなかった。足はどのぐらいか、守備はどれくらいこなせるか。
一気に外野控え争いに躍り出た。
・中山
こちらは、まさかまさかの戸郷からホームラン。パワー不足が露呈した2年目。
門脇に負けるか、という気持ちが伝わった。若い門脇、中山が切磋琢磨すれば、チームの活性化にもつながる。彼らの「ポスト坂本」に注目だ。
・北村
2エラー。
・広岡
2試合連続見逃し三振。
・浅野
まず1本、ヒットが出たのはよかった。1-3年目は2軍でいい。4年目以降に大輪を咲かせられるよう、土台を積み上げてほしい。
・若林
素晴らしいタイムリーツーベース。1打席も当たりはよかった。若手野手の台頭によっては立場が危うくなる中堅世代。北村や広岡、香月は残念ながらアピール失敗となった。
しかし、若林は違った。元々打撃では秀でている選手。さらに俊足、どこでも守れるユーティリティプレーヤー。昨年は怪我に苦しんだが、今年はフル帯同を期待する。
・山瀬
爆肩で猛アピール。沖縄行きのチケットを勝ち取った。WBCで大城不在中、岸田や小林を喰う気持ちでしがみついてもらいたい。
残念な選手もいたが、成長が大きく見える選手が多かった。ただ、サバイバルは始まったばかり。結果を出した選手は油断せず、不断の努力でレギュラー陣を脅かしてほしい。