【ハイライト】今季初対外試合 完封リレー！グリフィン＆ビーディ無失点デビュー！ルーキー門脇好守連発【練習試合】【巨人×キューバ】
今年初の対外試合、相手はキューバ。ライデル、アリエル、ジャリエルにモイネロとNPBメンバーを擁する、野球大国。SBの黄金期を支えた両雄、デスパイネ、グラシアルもクリーンナップに。1番には走り打ちサントス。懐かしい。

＜投手＞

・グリフィン

ジョンソンの再来となるか　フォスター・グリフィン - 大学生の巨人ファン
↑以前のグリフィン評
２回無失点。ストレート、カットボール、カーブを投げ分けた。
直球は140後半から150前半。高めで空振りをとるシーンが目立った。
素晴らしいのはカット。140中盤とかなり速く、直球と見分けがつきにくいか。
右には内角だけでなく、外からバックドアで入れてきたりと、自信を持っている球種。
球威があるため、当てられても詰まりそう。非常に有効な球種になりそうだ。
一方カーブは、キレがまだ足りないか。（カーブは修正したいと、本人談）
クイックは少し遅めだが、許容範囲。フィールディングも、今日の限りでは問題ナシ。
無走者でもクイックで投げたりと、クレバーな一面もみせた。
シーズン開幕までに、カーブのキレが向上することを願いたい。
現時点では、物凄く期待できる選手。怪我には気を付けてほしい。

・ビーディ

こちらも2回無失点。変化球を多く織り交ぜ、打者を翻弄した。
直球は140後半ぐらい、ツーシーム気味。
変化球は、落ちる系（チェンジアップ？）が特に◎。
クイック・守備も、予想よりよかった。グリフィンと同様、制球もgood。
メジャーでは高い平均球速がウリだった。
安定して150を越えられれば、日本の好打者相手でも優位に立てる。
逆に、球速が上がらないと、シューメーカーの二の舞になるかも（投球スタイルは似ている）。活躍の鍵はスピード。注目したい。

・今村

球が高いことを含めて、例年通りか。彼の長所はケガをしないこと。
中継ぎなら、一年間計算できる。若手の高い壁であってほしい。

・山田

うーん。結局変化球が成長してない。一軍レベルなら、間違いなく痛打される。
今日は抑えられたが、一軍でも通用する投球ではなかった。

・堀岡

変化球、直球ともに低めに集まっていた。一軍相手でもこの投球ができれば、戦力として計算できる。問題はメンタルか。おそらく二軍が相手なら、「見下ろす」投球ができるのだろう。グラゼニの凡田に似ている。

・大江

制球は〇。ただし、もう少し球威がないと、外野に運ばれてしまう。
開幕に向けてスピードが上がれば、痺れる場面でも安心して起用できそう。

・船迫

デスパイネに対する投球は見事。思った以上に制球、球威がgood。
結果以上に内容がいい。首脳陣も、高く評価しているはず。
左には少々苦労するかもしれないが、まずは右キラーを目指してほしい。

＜野手＞

・ウォーカー

詰まりながらも中前安打。内からバットが出ているので、厳しい球にも対応できた。
今年は30本。能力は十分だ。

・松田

守備、走塁ともに軽快。以前も書いたが、思った以上に動ける選手。
特に、レフト前ヒットで一塁から三塁に進んだ走塁は見事。
常勝球団で培った経験をチームに伝えてもらいたい。

・秋広

守備では2ミス（松田の送球、二塁に投げられたのに判断ミス）、打撃では無安打。
増田陸や萩尾といった、同じ若手も黙っていない。チャンスはあるようでない。

・門脇

無安打も、守備で大アピール。球際が強く、公式戦でも期待できる。
バッティングでも、全く期待できないわけではない。
ファウルにはなったが、良いあたりもあった。明日のヤクルト戦でも、内容のある打撃をしてもらいたい。

・オコエ

追い込まれながらもセンター前。全ての打席で共通するのは、自分の形でスイングできてい
ること。アウトになった打席でも内容がある。また、走塁でもいいモノをだした。

・増田陸

代打でキッチリ仕事を果たす。次戦は秋広に代わってスタメンもあり。

・岸田

質より量。

・萩尾

打ち気を我慢、四球を選ぶ。もう少し打席機会を与えてほしい。

内容のある対外試合だった。特に投手は、キューバ打線をシャットアウト。
グリフィン・ビーディともに活躍が期待できるピッチングだった。
明日はヤクルト戦。赤星や井上といった若手ローテ候補には、紅白戦のミスを挽回する投球を期待したい。