明日はウィーラーのlast day。ならないことを願うけど。
6/11(土)vs楽天 1-8
今日のピックアッププレイヤー
・ウィーラー
残念ながら、今日の敗北の原因。
2回1死3塁
前打者の坂本がチームバッティングの意識を徹底した右打ちで作ったチャンス。細かくひも解くと、
1球目 インハイストレート(逆球) 空振り 0-1
2球目アウトローチェンジアップ ファウル 0-2
3球目アウトハイストレート ファウル 0-2
4球目アウトローストレート(ボール球) 空振り K
この場面、絶対にだめなのは三振とポップフライ。
左の早川の持ち球は①投球の大半を占める力のある直球
②入ってくるスライダー
③入ってくるカーブ
④沈むチェンジアップ。
ストレートに差し込まれてポップフライを避けるために、
①大振りをしないコンパクトなスイングが求められる。
また、直球と軌道が似ているチェンジアップ対策として、
②高めのゾーンに目付けをするべきだ。
また、左投手の食い込んでくるスライダーやカーブは対右だと空振りがとりにくい球種であり、追い込まれてからでもひっかけて三遊間にゴロを転がすにはそこまで困難なボールではない。とはいえ、岡本の足を考慮すると内野ゴロは避けたいので、
③カーブとスライダーは2ストライクまでは捨てるべきだ。
つまり、ウィーラーが狙うべきなのは高めの直球で、理想は犠牲フライ。岡本の足を考えれば、定位置より少し深めの打球が欲しい。しかしウィーラーは
初球を大振りで空振り。
2球目の低めの変化球に手が出てファウル。ゾーンを広く使われた最悪の追い込まれ方。
3球目に彼が最も得意なアウトハイがくるが、追い込まれてるためベストスイングができずミスショット。
4球目に直球に振り遅れて三振。1球目と2球目のアプローチが非常に残念だった。献身性が高いウィーラーだが、ポランコ・ウォーカーの活躍に焦りが生まれたのかもしれない。
2回1死3塁
ゲッツー、三振、ポップフライはNG。スライダーはひっかけてゲッツーがある以外は前述と同じ。結果は
1球目 浮いたチェンジアップ 左飛 ランナーそのまま
ウィーラーは初球の浮いたチェンジアップを力のない左飛。ストレートを狙っていたなら
レフト方向のファウルとなるが、この打席は中途半端な、絞り切れてないようだった。
この2つの場面、とれた2点がとれなかった巨人。それがそのまま、7表までの点差となった。そのあとはリリーフが打たれて終戦。明日、ウィーラーはスタメンかどうか。
原監督なら起用してくると私は思う。一見温情だが、もし結果を出せなかったら今シーズン彼を一軍で使わないことを念頭に置いているだろう。彼の年齢的に、悲しいがこのまま構想外となってしまう。原は納得させて干すことを好む監督だ。明日の打撃結果が、ウィーラーの野球人生を占うことになる。