大学生の巨人ファン

大学生であるブログ主が全力でジャイアンツを応援するブログ

4/4 巨人2-0中日 菅野の意地

力投菅野、7回無失点

ただの1勝ではない。流れが非常に悪く、先制点を許せない状況。困難な中、菅野は完璧な投球。直球でゴリ押し、ストライク先行でテンポよく打ち取った。広いナゴド&パワー不足の中日打線には極めて有効で、各打者は差し込まれていた印象。変化球でもカウントがとれ、直球もより活きた。
彼が6番手、木曜日に投げるのは大きい。ある程度のイニングを期待できるので、中継ぎを休ませることができる。この日も7回を余力を残して投げ切った。絶好調でもない今日でこれだけの投球ができるなら、この先も期待できる。
連敗ストップの立役者は、間違いなく菅野。元エースとしての意地・貫禄が存分に感じられた。

菅野に応えた巨人打線

たった2点、されど2点。先にとった2点は、この試合を大きく動かした。
球は強いが不安定な梅津。痛恨だったのが菅野への四球。萩尾のヒットも大きいが、素晴らしいのが門脇のバント。12塁、2塁走者は菅野。完璧なバントでないと封殺されるが、門脇はキッチリ決めてきた。続く丸が内野ゴロ、残った走者を岡本が掃除した。


3表1死23塁、なぜ中日野手陣は前に来なかったのか。追い込まれるまでは定位置(1点覚悟)でいいが、追い込んでからは前にくるべきでは?丸は三振を嫌がり、当てに来るはず。投手の菅野なら、中間守備でも本塁封殺できる。中日打線を考えれば、先制点をゆるのは命取り。私が中日ファンなら、カウントによって守備位置を変えるぐらいはしてほしい。


ともあれ、同一カード3連敗は阻止。これで6試合で3勝3敗。明日からの横浜戦が大事になる。勢いのある横浜打線。どう抑えるか。とにかく度会・佐野を出塁させないこと。とれるアウトをとれば、最少失点で逃げ切れる。

4/3 巨人2-5中日 悪は伝染する

昨日の嫌な流れは変わらず。。。


乱調メンデス、精彩を欠く

不利カウントが多いのは、カウント球でストライクがとれないから。直球にスライダー・チェンジアップ・ツーシームが持ち球のメンデス。今日は直球・変化球でもカウントがとれず。相手打者は甘いゾーンに狙いを絞れた。これでは苦しい。相手は気持ちよくフルスイングできる。
ハイライトは4回。1点を返した直後、ヒット2本と四球2つで2失点。これが最後まで響いた。2死1塁から長打のない村松・投手に死球は罰金モノ。
メンデス一人を責める気にはなれない。変化球でカウントがとれないなら、球威を活かして直球でゴリ推す配球が大城には欲しい。メンデスにはその球威があるし、中日打線には通じるはず。結局、立て直すことは最後までできず。

明るい材料も

赤星は3回完全投球。来週からはメンデスの枠に入るだろう。萩尾もホームラン。チーム状態が落ち目な今、若手の奮起に大いに期待したい。

無死12塁、バントは悪なのか?

昨日は放送が見れず。Twitterによると最悪な試合だったそうで。見逃して良かった。


無死12塁、バントは悪なのか

状況による、これが答えだと思う。浅い回(複数点が欲しい)なら悪だし、深い回(1点が欲しい)なら良い。無死12塁のバントは得点確率は上がるが、得点期待値は下がる。かみ砕くと、1点をとる確率は上がるが、それ以上の得点は期待できなくなる、ということだ。
9回同点、無死12塁。ここならバントはアリ。だが、1点(或いは2点)ビハインドなら苦しい。複数得点は期待できないからだ。(無死1塁なら、野手バントはどの場面でもダメ。確率も期待値も下がるから。勿論、9回の場面でも)


4回、6番大城に無死12塁でバント

これはダメだと思う。まだ序盤、ここは複数得点が欲しいところ。大城は昨年バントを多く成功してるが、日曜には失敗。加えて無死12塁のバントは最も難しい。三塁がフォースプレーだからだ。さらに、投手は左の小笠原。左の方がサードに投げやすい。そして、二塁走者は鈍足の岡本。バントの難易度は跳ね上がる。結局、大城はスリーバント失敗で三振となった。後続がカバーしたものの、この作戦は失敗だった。
バントを失敗したからではない。作戦そのものがダメなのだ。仮にバントが成功、1死23塁で丸。ノーヒットで1点とえる、、、とも限らない。何故なら、3塁走者は鈍足の岡本だからだ。内野ゴロでも外野フライでも1点は保証されない。つまり、はなからヒット頼みなのだ。もし丸が凡退すれば(外野フライでも還れないケースはある)、2死23塁で吉川。当然敬遠で、打席に投手、スリーアウト。大城のバントは2アウト分になってしまう。バントをする時点で、2塁走者が俊足ならいい(1点をとりたい場合)。しかし岡本だと、ノーヒットで1点、が期待しづらいのだ。

試行回数を増やすべき

前述のヒット頼みが悪いのではない。どうせその作戦をとるなら、試行回数を増やすべきなのだ。先ほどのケースだと、バント成功したとしても、勝負できるのは7番の丸のみ。仮に凡退なら8番吉川は敬遠だからだ。
それなら、無死12塁から大城丸で勝負をかける(ヒッティング)べきではないか?仮に二人が凡退すれば8番吉川は敬遠だ。だが、この二人が凡退なら仕方ないのでは?というのも、二人とも打力は強打者の部類。しかも左打者。引っ張れば、広く空いた12塁間を抜ける可能性は十分ある。そうすれば1塁走者は坂本なので、1点とって尚13塁の形を作れるかも。
阿部は併殺を恐れすぎ。勝負に行った結果なのだから、ゲッツーはしょうがない。それぐらいの度量が欲しい。

11回、無死1塁で大城バント


上の記事に似ている。
投手は清水、巨人戦は相性悪い。先頭の坂本がヒット、代走重信。ここしかチャンスはなかった。私なら、まず1球待つ。直球でボール球なら2球目で盗塁、変化球ならもう1球待つ。2球連続直球は考えづらく、清水はフォークピッチャーなので変化球ならセーフになりやすい。加えて、清水は右投手、大城は左打者。盗塁は成功しやすい。尚且つ、重信は俊足、緊迫した場面でも盗塁できる(し、その経験もある)。捕手の加藤は強肩だが、スローイングはイマイチ。盗塁するチャンスは十分ある。仮に盗塁成功、無死2塁ならバントはアリ。清水は右投手、左に比べて3塁送球には時間が掛かる。サードはフォースプレーでなく、2塁走者は重信。バント成功の可能性は十分ある。
1球待った段階でストライクまらどうするか。直球なら盗塁(変化球が予想できるから)、変化球ならエンドラン。盗塁なら先ほどと同じこと。仮に0-2ならヒッティング(最悪進塁打、それができる打者)、1-1ならバント。エンドランが成功して無死13塁なら最高。内野ゴロでも重信はスタートしてるので、1死2塁にはなる(バントと同じ)。そうなれば、不本意ながら丸吉川(長野)勝負、ワンヒットで勝ち越し、という形だろう。盗塁失敗やエンドランゲッツー、ヒッティングで併殺ならどうするんだ!という人もいるだろう。私は、勝負に行った結果だから、しょうがないと思う。盗塁成功の高さ、エンドランならゲッツーにはなり得にくい、という話は散々した。


何が言いたいか。無死1塁のバントはない、ということ。仮に延長戦でも。無死2塁ならいい(走者が鈍足でなければ)。前述の場面、仮にバント成功でも、エンドランで内野ゴロと同じこと。それなら、盗塁を狙いつつ、カウントが悪くなったらエンドランでよくない?と思ってしまうのだ。エンドランで空振りしたらどうするんだ!とおもうファンもいるだろう。だが、打者は大城。ストライクゾーンなら当てる技術はある。外されたら一貫の終わりだが、そのリスクは許容すべきではないか。


びびって逃げ回るものに、勝利の女神がほほ笑むはずもない

結局、大城は初球バントミス、2球目エンドランもファール、3球目で三振。考え得る最悪の形となった。阿部監督は試合後、バントミスが命取りとなったと述べた。
私は違うと思う。確かに大城はバントを失敗した。だが、これは一過性のミスではない。日曜日のバント失敗から、このミスは続いている。大城は聡い。だからこそ、4回の無死12塁、相当プレッシャーがかかった筈。そして、11回の場面も同様。2度もミスしているから当然だ。果たしてベンチは、選手にこれだけプレッシャーをかけ、なおかつリターンが少ない(4回では複数得点の期待値は下がる)orさらにリターンが望まれ、リスクヘッジも可能な策がある(11回、盗塁やエンドラン、最悪1死2塁も可能)のに、極端にリスク(併殺)を恐れ、バントという安全策に逃げるのか。
逃げ回っては、勝てるモンも勝てなくなる。

4/2 中日3連戦の展望

今日はバイト&中継がなく見れないので、試合後にブログを更新できません。そこで今日は、中日3連戦の展望を書き連ねてみます。


投手戦は望むところ

比較的苦手な小笠原、元エースで巨人キラーの大野、球に力のある梅津。こちらのローテは伊織菅野メンデス。広いナゴヤドーム、ロースコアが予想される。
それは望むところ。投手戦ならこちらに分がある。仮に打てなくても、守備走塁は巨人が大きく勝る。接戦で重要なのは機動力と守備力。一つでも先に走者を進め、ノーヒットで得点したい。守備では無駄なミスを減らし、相手の拙い守りに付け込みたいところだ。


いかに守るか

最少失点で済ますには、守備力が重要。特に、広いナゴヤドームでは外野守備を蔑ろにしてはいけない。
左が投げるからといって、長野スタメンは反対。守備を考えれば丸佐々木梶谷、右を起用するなら萩尾か浅野でいいだろう。
その上で、各打者を抑えるにはどうするべきか。岡林や石川がいない打線、警戒するのは中田と細川。
中田は絶好調。長打も多く生まれており、打線の核といえる。彼を打ち取るには内角攻めが有効。内をムキになって打ちにいってくれればこっちのもの。その意味では、初戦のリードが大事になる。伊織はシュートを制球良く投げられる。最悪当ててもいいぐらいの気持ちで、どんどん投げてほしい。死球になっても中田は足が遅い。なんの問題もない。
絶不調の細川を起こしたら危険。甘い球は命取りになる。事故が起きにくいフォークを惜しみなく使うべき。


未勝利とはいえ、中日も侮れない相手。とにかく守りの野球。守備を第一に考えてほしい。

3/31 巨人0-5阪神 リスクを背負う覚悟

現地だったので細かいことはわかりません。申し訳ないです。


高橋礼の幻惑投球

序盤こそ球数が嵩んだが、中盤からはテンポのよい投球。直球にノビがあるので、ストライクゾーンでどんどん勝負できた。

今日の負けは残念。だが、最悪なのは高橋礼の炎上。6回を余力を持って0で封じたのは安心。

粘りのある阪神打線は、セリーグで最も厄介。今年の活躍を期待させる初登板だった。


粘りのある打線は好材料

完封負けではあったが、チャンスは多く作れた。制球に苦しむ才木に対し、四球をしっかり選んでプレッシャーをかけられた。

特に素晴らしかったのは吉川。私は打つと予想していたが、望外の3安打。この調子なら、上位打線を打たせても面白いだろう。


大城のバントには疑問符

チャンスで打てないのはしょうがない。勝負なので、打ち取られることは往々にしてある。満塁で凡退した岡本や佐々木、代打出場の梶谷を責める気は一切ない。

ただ、大城のバントには不満がある。6回無死1塁、6番大城。私ならヒッティング、カウント次第でエンドランだった。エンドランで転がせば、内野ゴロでも高確率で1死2塁になる。ヒットになれば無死13塁。一気にチャンスは拡大する。打たせてゲッツー、もしくはエンドランでライナーゲッツーでも私は責めない。勝負した結果だからだ。必要なリスクは背負わねばならない。それに併殺になっても、高橋礼は続投できる。打順が回らないからだ。

大城の2球バントミス→フライアウトは責められない。バントが得意とはいえ失敗することはある。それに、今日の打撃の調子は良かった。前の打席でヒット、この次の打席でもヒットを記録している。

バント自体を否定してるのではない。仮に無死2塁や無死12塁なら、(尚且つ一点を取るなら)バントは賛成。ただ、無死1塁からのバントは賛同できない。凡打で点にならないし、打つこと頼み。しかも1死からなので、2人しかチャレンジできない。それなら、無死からリスクを負ってチャンス拡大を目指してほしい。

仮にバントが成功していたら?それでも、私はあの場面のバントに反対だ。1死2塁となって打席には丸。今日は才木とは合っていなく、そこまで期待はできない。2死になったら8番吉川なら、次が投手なので歩かされる。代打を出しても、今度は好投の高橋礼を交代する必要がある。

6回裏無死1塁。ヘロヘロの才木に対し、巨人が取るべき作戦は一つしかない。678番の大城丸吉川で得点することだ。1死以内、3塁以上(例えば1死満塁)で9番なら代打梶谷は仕掛けやすい。凡打でも点が入るからだ。一方、今日の2死13塁ならそうはいかない。いくら2日前に本塁打を打っていても、1打席でヒットを打つのは困難。結局、大山の好守でチャンスは潰えた。8番までで点を取るなら、大城は絶対にヒッティングだった。


昨日と違い、岡田監督は先に動かなかった。才木を続投させることで、むしろ阿部監督を動かした。先に動いた方が負ける。勝負の醍醐味が随所に見られた3連戦だった。

長いシーズン、負けることは必ずある。それが今日だっただけ。阿部監督の初敗北を見れたのは、ある意味幸運だったかもしれない。これから先、何百勝も積み上げる名監督になるのだから。