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読売ジャイアンツ 交流戦までの振り返り

65試合を終え、34勝31敗0分け。セリーグでは3位につける我らがジャイアンツ。1位とは5.5G差と、まだまだ優勝は狙える。一方、4位とは0.5G差と、Bクラス転落の憂き目でもある。今回は交流戦までをザックリ振り返る。

3・4月 投壊&ベテラン勢の不振

11勝14敗、借金3。数字以上に苦しんだ序盤の戦い。痛かったのは、シーズン前に相次いで発覚した、先発陣の故障であろう。
私の開幕ローテ予想は、以下のメンバーだった気がする。
戸郷 菅野 伊織 グリフィン 井上 赤星
外国人のビーディ&メンデス、若手の横川や堀田などが5・6番手を争いつつ、前4人ががっちりローテを守る、というのが理想的な布陣だった。
だが、現実は中々上手くいかない。キャンプ序盤に伊織&堀田、中盤には井上の故障が発表。上位10人のうち、いきなり3枚が消えうせた。其のうえ、開幕間近に菅野が怪我。開幕投手に内定していただけに、かなりショッキングなニュースに。
これにより、開幕ローテは以下のように様変わり。
ビーディ グリフィン 赤星 戸郷 メンデス 横川
外国人3枚&実績なしの若手2人。計算できるのは戸郷のみ。しかも、メンデスも試合中に肉離れ。質以前に、そもそもの人数が不足する事態となった。これでは勝てるもんも勝てない。背信投球のビーディも外せず、常に苦しい展開が続いた。
中継ぎはいうまでもないが、痛かったのはロペスだろう。問題なのは、中継ぎ投手がロペス一人だったこと。前年にいたデラロサ&クロール&ビエイラを切ったなら、中継ぎの助っ人をあと2人は獲得してほしかった。(怪我のビエイラは仕方ないが、デラとクロールは保険で残してもよかったのに)
坂本・丸の極度の不振もネックに。前年と比べ、かなり見劣りする布陣になってしまった。
それでも、借金3で済んだ要因は、大城&中田の存在だろう。彼らが大事な場面で打ちまくったおかげで、拾えた試合はかなり多い。また、4月下旬には秋広が昇格。打率4割越えと、とにかく打ちまくった。

5/1~5/28 若手の芽が出始めた

この期間は12勝10敗、貯金2。収穫が多いひと月だった。
先発では、伊織が抜群の安定感。戸郷グリフィンに次ぐ、3本柱が形成された。また、横川もしっかりローテを守りきり、ルーキーの松井も持ち味を発揮。
中継ぎでは、平内&中川が復帰。今後に向け、かなり明るい材料といえた。
打線は、4月よりパワーアップ。坂本が復調し、岡本大城は急成長。厚みがました一方、主砲の中田にアクシデント。走塁中に怪我をし、チームに暗雲がたちこめた。
これを救ったのは、勢いのある若手。秋広は打で、門脇は守りでチームに貢献。中田のケガが結果的に、チームの底上げにつながった。

そして交流戦 今までとは別チームのよう

交流戦は11勝4敗、貯金4。惜しくも優勝は逃したが、セリーグでも1or2位の成績。
先発では、とにかく伊織の存在が大きい。月間防御率は1点台。勝ち星には恵まれなかったが、立派な先発陣の柱。また、メンデス&菅野が復帰。これに戸郷・グリフィン・横川を合わせ、ようやくローテ6枚が揃い踏み。
中継ぎ陣はかなり改善。中川は全盛期の水準に早くも戻し、個人的に期待していた菊地も大活躍。高梨が持ち直したのも地味にデカい。大勢・中川・高梨・菊地。勝ちパターンとまではいかないまでも、信頼できる投手は増えて来た。
また、ビーディの中継ぎ転向&K鈴木のトレード加入により、層が厚く。春先とは見違えたブルペン陣に成長。
打線では、坂本梶谷の12番が定着。丸が復調、中田も復帰し、ウォーカーはDHで暴れまくった。野手陣の層はさらに厚くなり、様々なバリエーションが可能に。後半戦に向けても期待できる。

MVPは?

奇をてらわなければ、1位岡本、2位戸郷、3位大城だろう。岡本は打撃でキャリアハイペース。四球が増え、凄みがUP。守備でも様々なポジションを経験、マルチな活躍っぷり。
戸郷はまさにエース。大差では点を取られながらも、僅差ではしっかり抑える。両リーグトップの8勝は、決して偶然ではない。
3位には、扇の要・大城。打ではこちらもキャリアハイペースだが、目を見張るのは守備。スローイングはもちろんだが、リードがかなり成長。逃げ腰ではなくなり、攻めの意識が強まった。WBCで最も成長したのは、ひょっとしたら彼かもしれない。
交流戦に限れば中川や菊地、坂本も挙げられたかもしれないが、あくまでトータルで判断。




このように、序盤はかなり苦しんだが、最近はかなりいいチームに。原監督も、6月ごろから本格的なチームになると語っていたが、それは現実になりつつある。
次の記事では、巨人の残り試合の展望、優勝のためのキーマンを深堀りする。

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