大学生の巨人ファン

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6/18 巨人1-2楽天 「あと1本」を望んではいけない

打線は沈黙

4回2死2塁で中田。5回1死12塁で坂本→2死12塁で梶谷。8回2死23塁で中田。9回1死1塁でオコエ→2死12塁で梶谷。追加点、同点を狙える機会は幾度もあった。しかし、あと1本が出なかった。
ここで、「あと1本が出なかった、残念」で終わってはいけない。あと1本、つまりあとヒット一つ。中々出るものではない。好打者でさえ、ヒットを打つ確率は3割。ましてや勝負どころでは、より確率は下がるだろう。大事なのは、「あと一本」が必要じゃない場面を作ること。例えば、1死3塁では、凡打(内野ゴロなど)でも点は入る。そのためには、無駄なアウトを減らし、意味のあるアウト(進塁打など)を増やすことだ。
今日の巨人はそれができていなかった。初回、坂本が2塁打を放つも、梶谷&秋広が進められず。岡本が打って事なきを得たが、反省する必要がある。
9回も典型的。マウンドには守護神の松井。簡単には点を取れないし、連打もそうは望めない。先頭の大城が粘って内野安打、代走重信。打者は吉川。ここで原監督は犠打を選択。
うーん。足を絡めた攻撃が欲しかった。ここで簡単に送っても、次は代打の選手。残ってたのは岸田・小林・中山・オコエ。まあ、この中ならオコエだろう。問題なのは、ビハインドという状況、わざわざ犠打で1死くれてまで、オコエで勝負をかける価値はあるのか?ということ。1死2塁なら、もう策は使えない。これが打者坂本とかなら分かるが、打席にはオコエ。昨日は松井に対して全く合わず。私なら、吉川にはバントの構えで揺さぶらせ、1球は様子を見る。ボールなら次の球で単独スチール(吉川は空ぶってアシスト)、ストライクならエンドラン。盗塁が決まれば吉川犠打で1死3塁、エンドランが決まれば無死13塁、最悪転がせば1死2塁(犠打と同じ)。1死3塁(無死13塁)ならスクイズだって考えられる。松井は左、打者は右。しかも、次打者が坂本&梶谷なので、相手はオコエで絶対に勝負してくるからだ。盗塁しても憤死orエンドランが決まらずゲッツーならどうするのか?こうした反論もあるだろう。知ったことではない。松井相手、しかも9回で1点ビハインド。リスクを負わないほうがおかしいだろう。

交流戦の優勝は消滅 それでもよくやった

これで交流戦は11勝7敗。諸々の規定により、巨人の交流戦優勝は消滅した。

それでもよくやったと、大いに讃えたい。交流戦に入る前、阪神に3連敗。チーム状態はそこまでよくなかった。しかも、初戦の先発は平内。先発陣の不足が露呈した。それでも、交流戦は勝ち越し。振り返りは後日する予定だが、打のMVPは岡本、次点で梶谷だろう。特に梶谷が2番に定着した結果、好調の丸を下位の要に置くことができた。
不足していた先発も、メンデス&菅野が復帰。メンデスは復帰前よりパワーアップ、菅野も見事なモデルチェンジを遂げた。横川も最後の登板に好投。伊織の成長ぶりには驚いた。戸郷&グリフィン頼りだった4月と比べ、格段に成長したといえよう。
最大の課題・中継ぎ陣は、ある程度改善された。特に菊地と中川。昨年ほとんどいなかったこの2枚には本当に助かった。菊地はメンタル面が大幅に改善。カウントが悪くなっても臆することなく、自分の投球ができている。復帰した中川も、高水準のパフォーマンス。個人的に、ケガ前よりも出力が落ちるだろうと危惧していたが、杞憂に終わった。復帰直後よりも格段に状態が上がり、全盛期と遜色ないピッチング。ほかの中継ぎ陣もマシになり、「魔の8回」と呼ばれることは減ったと思う。
交流戦の振り返りなどは、いつかしようと思う。なんにせよ、セリーグの順位では3位。実りのある交流戦になった筈。まずはオールスターブレークまで、何とかAクラスは維持してほしい。

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