大学生の巨人ファン

大学生であるブログ主が全力でジャイアンツを応援するブログ

6/11 巨人4-2ソフトバンク ベストゲーム!両監督の差が浮き彫りに

いやー、よく勝った。本当によく勝った。今日の勝利は、ただの1勝ではない。今日が分岐点となるような、重要なゲーム。チーム一丸でもぎ取った、執念の1勝だった。

原采配ズバズバ!勝負を分けた3つのポイント

①梶谷に代打オコエ&秋広には打たせた

1点差に詰め寄り、尚も1死12塁。相手は、左の田浦にスイッチ。ここで原監督は動いた。左の梶谷に代打オコエ。これには驚いた。代打を出すなら秋広だろうと思っていたからだ。しかも梶谷は、昨日猛打賞。思い切った采配に、オコエは答えた。積極的にスイングし、ライト前ヒットで1死満塁。ここで秋広。代打攻勢(ウォーカーなど)を仕掛けると思いきや、秋広はそのまま。起用に応え、これもライト前ヒット、同点。その後の岡本の犠牲フライを呼んだ。

②絶好調甲斐に菊地を起用

3-2で迎えた6回、菅野から大江にスイッチ。しかし、大江が大乱調。四球がらみで、1死23塁(大江は責められない。ここ最近登板過多で、疲労が溜まっていた)。打席には、絶好調・甲斐。ここで、原監督は菊地を投入。三振が欲しい場面。奪三振マシーンに託した。
ストレートをみせつつ、スライダーでカウントを稼いで追い込むと、最後はフォークでスイングアウト。後続の中村には高梨を投入。無失点で切り抜けた。
菅野に勝ちをついた要因は、この場面だっただろう。実績のない菊地を起用した、原監督のギャンブル采配は、見事に実った。対照的に、藤本監督は無策だった。4回の1死13塁では、甲斐に初球セーフティスクイズを敢行も、失敗。6回のこの場面では、甲斐に託す形となった。まともといえばまともだ。だが、勝負師にはまるで向いてない。本当に追いつきたいなら、甲斐にスクイズを命じるべきだった。2度目はないだろうという、巨人サイドの思惑につけこめなかったSB。そのような猟奇的・奇天烈な発想がないことが、今日の明暗を分けただろう。

8回にはまさかのタイラー・ビーディ

7回を高梨回跨ぎ→中川→大勢だと予想していたが、7回に中川。8回には誰が行くの?と巨人ファンは思ったに違いない。ベンチには、昨日先発の今村・昨日被弾のK鈴木・ルーキー田中・大勢、そしてビーディだった。この中だったら、K鈴木が妥当だろうと考えていたが、原監督は驚きの一手に出た。まさかのビーディを勝ちパターンで起用。圧倒的な投球で、8回を制圧。これがいい流れを呼び寄せた。丸の貴重なホームランを生み、大勢もラクに投げられた。
ビーディの投球内容は圧巻。悪癖のシュート回転は顔を出さず、チェンジアップのキレは抜群。走者を出した時の投球には不安が残るものの、勝ちパターンで十分使えるピッチング。
ビーディに足りなかったのは、ズバリメンタル面だろう。いきなり開幕投手に指名され、1回も勝てずに二軍落ち。ファームでも打ち込まれ、プライドはズタボロ。死に駒になりかかったビーディを、中継ぎ起用で復活させたのは大きい。接戦のリード時に起用され、しかも抑えたことは、ビーディも自信を取り戻しただろう。

打線の執念には感動を覚えた

菅野に絶対勝ちをつける、といった執念を感じた。各打者は粘りまくり、球数を稼いだ。
下位から出塁すれば、チャンスを広げる盗塁も随所で光った。特に、5回の集中打は見事の一言。全員が自分の役割を理解し、3点をもぎ取った。ここで同点で終わるか、勝ち越して終わるかは大きな違い。1点勝ち越せたのが、SB側には大きなプレッシャーとなっただろう。

復活の菅野智之

 直球の走りは上々、変化球のキレも悪くない。初登板でこれだけやれた。次回からは、もっと上の投球内容が期待できる。
本人も辛かっただろう。開幕投手に指名されたものの、本番間際に怪我をしてしまったこと。チームに迷惑をかけたこと。だが、それも全部忘れていい。大事なのはこれから。ここからチームに貢献すればいい。ネガティブなことは忘れていい。ここからが勝負である。頑張れ、菅野!おかえり、菅野!


これでローテーションはほぼ揃った。エース戸郷に若武者の伊織、グリフィンも左のエースとして君臨する(来週投げられるのかは不明、一回二軍で試運転?)。ここに復帰組の菅野・メンデス(井上の復帰も秒読み)が加わり、残りの席を横川・松井・赤星などで埋められれば、かなり信頼できるローテーションになる。そのためには、メンデス・菅野の投球内容がかなり重要。特に、来週の火曜に投げるだろうメンデスには、大いに期待したい。勝ち星はないものの、内容はかなりいい。故障明けでも、変わらないパフォーマンスを期待したい。
来週は、本拠地で西武→楽天。最低でも4勝2敗。頑張れ、ジャイアンツ!

×

非ログインユーザーとして返信する