大学生の巨人ファン

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2/27 vs日本ハム 外野争いはますます熾烈

全体的に判定が辛かった。その中で結果を出した投手は評価できる。


投手
メンデス
やや手探りの中でも、直球・変化球共に制球面は問題なし。直球は140前半だったが、本調子なら150は十分超えてくるはず。
リーグ随一の平均球速に、キレのいいスライダー、落ちるチェンジアップ、左に食い込むツーシーム。タイミングを変える幻惑投球。10勝できるポテンシャルはある。隠れたキーマンになってくると思う。


高橋礼
「柔」の極みのような選手。非常にしなやかなアンダースローから、緩急を自在に操る老獪な投球。直球はスピードガン以上に速く感じるし、スライダーのキレ・制球共に悪くない。1イニング目は右打者のみだが、左にはシンカー系も投じるはず。
2イニング目は左とも対戦。シンカー系も投じ、こちらも悪くない。直球は体感速度が速いので、差し込まれるケースが非常に多い。空振りが取りにくいのはやや気になるが、十分戦力になりそう。
直球の逆球が目立ったが、特に気にしなくていい。彼のような横〜下で投げる選手は、横のブレは許容するべき。意識するのは高低。リリースポイントが低いと、高低のブレがなくなり、ストライクがとりやすい反面、投球が単調になる。捕手のリードとしては、高めの直球を有効に使うかが鍵となる。


バルドナード
放送直後のアクシデントには心底肝を冷やした。何事もなくて本当に良かった。
スライダーのキレ・直球の質や精度は前回より良かった。落ち球のチェンジアップの制球も悪くない。右の懐に投げ込められれば、開幕は問題なしだろう。牽制も見たいと思った直後、一塁が飛び出す牽制も披露。


ケラー
直球の質はこの回までの投手でNo.1。カーブは制球こそムラがあるが、質・キレは問題なし。
クイックも上々(むしろ速い部類?)。フォーク(チェンジアップ?)のキレ・精度はいまいちか。1-2の落ち球に対し、打者は振ってくれなかった。フォークがイマイチの時、カーブの割合を増やした方がいい。
打ち込まれる原因となったのは、カーブでストライクが取れなかったこと。ピッチトンネルを考えた際、直球とフォークは同じ筒を通るが、カーブは外れて通る。フォークの精度がダメな際、打者は必ず直球を狙ってくる。逆に言えば、カーブを投げればほぼ振ってこない。カーブが決まれば緩急が生まれ、直球も差し込むことが可能になる。
ケラーは今日の投球を振り返る際、なぜカーブを振ってこないのかを考えた方がいい。それはカーブのではなく、フォークの精度が悪かったからだ。いくらカーブが一流でも、直球と同じ軌道では投げられない。相手が直球だけに張らせないよう、フォークの精度を上げること。そして、フォークがイマイチの際、カーブでカウントを稼ぐこと。この2つが身につけば、乱調癖も改善されるだろう。まあ、まだまだ調整段階。しっかりフィードバックできれば問題ない。


菊地
初球に変化球でストライク、内角直球で詰まらせてフライアウト。直球・変化球共に上ずるシーンが見られた。球威があるので打ち取れるが、一流の打者には痛打されるはず。ここさえ修正できれば、開幕は問題なし。



角度を感じる直球だが、右打者にはやや抜けるシーンが目立った。一方、左の内角には高精度。(死球の心配がないため?)ツーシームでカウントが取れる分、同じ軌道の直球の精度は投球を左右する。その上で、カーブやスライダーでカウントがとれれば理想。今日は低めの直球がメインだったが、本番では高めも有効的に使って欲しい。
田中千晴
直球・フォークのキレはチーム随一。投げてる球はいいが、調子にムラがあるすぎる。安定感がないのは、引き出しが少ないため。球種が少ないからではない。直球・カーブ・フォークを見せ球・カウント球・決め球として扱うには、制球面で自信を持つ必要がある。100点の球を何球多く投げられるかではなく、赤点の球をいかに減らせるか。ここが改善できれば、勝ちパターンにも名乗りを挙げられるはず。
松井
直球のノビは今日投げた投手で随一。右打者にシンカーを投げ切った。2軍先発→1軍中継ぎ組では、最も実力がある投手だろう。



野手
佐々木
1・2打席はいいとこなしも、3打席目で1-2から難しい球をうまく打ってレフト線2ベース。内角の捌きが見たいが、これだけ外の対応がいいとは思わなかった。


オコエ
追い込まれてからの喰らいつくヒット、2塁からワンヒットでホームイン。全盛期ほどの脚力ではないが、ベースランニングには非凡の才を感じる。
3打席目は2-0から強振してセンター方向に本塁打。前捌きで思い切り振り切る姿勢がいい。


門脇
1打席目はファーストストライクをセンター前。後ろ捌きだが、強いスイングがかけられるので、内角の直球にも差し込まれない。好守も魅せる。タッチを焦ってボールをこぼすシーンもあったが、全てが経験だろう。
2打席目は2-1から遊内野安打。


岡本
内角直球をレフト前適時打。心配なし。


坂本
3-1からいい当たりの中飛。低めの変化球を拾って中直。心配なし。


オドーア
スイングにはクセがなく、それでいてパワーを感じる。この2つを両立するのは難しい。メジャー時代の映像を見ると、引っ張り方向にスピンをかけるのに長ける選手。
1打席目は三邪飛も、直球を見逃さずにスイングを仕掛けられた。
2打席目は低めの直球を捉えてヒット。打球の速度はやはりメジャー級。(吉川とは違い)ゾーン内の球に積極的に仕掛けられた。二塁を狙う走塁意識も○。


長野
ボールに対しての反応は悪くない。走塁も問題なさそう。健康であれば、必ず戦力になる選手。


吉川
2-0甘い直球を見逃し→2-1外直球逆方向ファール→2-2インロー直球見逃し三振。金村は好投手だが、同じ左打者の門脇は攻略した。門脇に負けてるようでは話にならない。
2打席目は1死2塁のチャンス。内角を過剰に避けてボール→1-0アウトハイ直球逆方向にファール→1-1外カット見逃しストライク(判定に不満)1-2低めフォーク引っ張りファール→低めフォークいい当たりもファーストゴロ。今年ずっと感じていたが、内角の反応が悪い。ここに過剰反応するため、外角にどうしても差し込まれる。結果は良い当たりの内野ゴロだが、アプローチは低評価。


山瀬
キャッチング(フレーミング)に成長を感じる。低めの変化球の捕球精度は大城にも匹敵する。
2死3塁で初球(外直球)をライト前。アプローチが素晴らしい。初球を捕手らしく読み切り、(恐らく)一点張りで仕掛けた胆力・それをヒットにした技術は見事。若手の時から、あの方向に飛ばすのは得意な印象。山瀬の代名詞になるかも?
積極的に盗塁を仕掛け、ランエンドヒットで1塁から長躯生還。走塁意識も○。
座ったままの2塁牽制は凄すぎて笑ってしまった。あとはブロッキングの向上に期待したい。


秋広
1-0、3-1の直球を見逃さずに、スイングを仕掛けられた。それだけでなく、全ての球に対しスイングする姿勢が見られる。ボール球もスイングしようとし、その上で見逃せている。結果は四球だが、アプローチは高評価。ミスショットに不満を持つ人もいるが、まずはスイングをかけられたことを評価したい。それに、秋広の選球眼は悪くない。自信を持って欲しい。


泉口
何度もいうが、選球眼がやはり良い。


萩尾
2度の好守備は本当に成長を感じる。守備範囲・球際・スローイングがオフでここまでよくなるとは。相当練習したのだろう。賞賛に値する。


湯浅
セカンドで好守。


日本ハム
金村
この時期にアベレージ140後半、max150を超えると中々打てない。カットのキレもかなりいい。制球面もかなりよく、隙を感じ中投手。その中でヒットを放った選手の評価はかなり上がるだろう。
結果は4回途中で5失点。正直、最初の球を見て、この時期にこれは無理だなと思った。よく打ち崩したと思う。
北山
これは打てない。この時期に150後半は、どんな打者でもノーチャンスだろう。


好投手の金村に対し、5点もとれたのは予想外。打ではオコエ、守備では山瀬と萩尾、投では高橋礼が最も良かった。一方、吉川とケラーには課題が残った。吉川は外角の直球へのアプローチ、ケラーはフォークの精度+カーブのストライク率の改善を期待したい。

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