大学生の巨人ファン

大学生であるブログ主が全力でジャイアンツを応援するブログ

2/23 vs阪神 痺れた配球

投手

戸郷

直球中心にピッチング。阪神打線が明らかに直球狙いだったなか、スピンの効いた直球で抑えられたのは収穫だろう。特に、中野に対し内角の直球を続けたのは見応えあり。長打のない中野に対し、極めて有効的なボールになるはず。

赤星

直球中心に、カーブを織り交ぜながらの投球。こちらも直球狙いの打者に対し、あえて直球を投げ込んだ。対坂本では、追い込んでカーブやカットを投げれば簡単に抑えれたはず。サトテルには一発を喰らったが、あれは打者が見事。

直球は制球こそややバラついたが、彼にとって最重要である球速は合格点。最大の武器であるカーブのキレも上々。順調にいけば、まず間違いなくローテーションに入れる。

バルドナード

対坂本で気になる点。チェンジアップを2度続けた後、直球を簡単に弾き返された。指にかかった直球は素晴らしいが、現時点ではバラツキがある。また、変化球の精度はまだまだ。腕の振りが緩む気がする。

ただ、彼の最大の特徴はフォーム。腕が遅れて出るため、多少甘くても差し込める。この日も左打者は差し込まれる傾向が見られた。

ケラー

直球の精度は抜群。変化球は未完成も、全くダメではない。順調に調整中といえる。

ルシアーノ

直球の質はかなりいい。変化球(スライダー?)で1球カウントがとれたのは収穫。直球一本槍でなくなれば、支配下もみえてくる。

菊地

直球・変化球ともに抜群。シート打撃では不安定な投球だっただけに、一安心。

中野に対しての内角直球攻めは痺れた。

松井

直球は抜群。カーブでもカウントが取れた。サトテル・中野への直球勝負は見事。

2死からの直球でソロホームランは、何の問題もない。全て上手くいくより、自分のミス(制球ミス)で痛い目をみてよかった。

彼の直球は非常にスピンが効いている。ホップするような、リリース時にパアンと弾く感じ?

最後の沈むシンカーには進化を感じた。右打者にはシンカーを投げなかった松井。今年の成長が楽しみ。

京本

変化球の精度そのままに、直球のスピードが上がったのが見て取れる。自信が感じられる。フォークも○。これを決め球にし、カーブやスライダーでカウントがとれれば支配下は秒読みだろう。

野手

松原

キャンプ時から感じていたが、かなりミートポイントを後ろに置いている印象。また、待球の意識が見られ、アプローチの変化を感じる。

この日も逆方向に引き付け猛打賞。彼の良さは、振る力があること。流す際に、ちょこんと合わせるのではなく、きっちり振ってミートできる。この打撃が継続できれば、一軍の戦力にもなり得る。

木浪のライト線の当たりでは、3塁打を阻止。送球○。記録にはならないが、首脳陣はしっかり評価して欲しい。

オコエ

1打席目では粘って四球。2打席目も捉えた打球。4打席目は前で捉えてヒット。オコエは松原と対照的で、前捌きでボールを捉える。彼のようなアプローチでは、左投手よりボールとの距離がとりやすい右投手のほうが相性○。

中田のタイムリーではナイス走塁。

門脇

彼も松原と同じく、ミートポイントを後ろに置くタイプ。このタイプは四球が増えるが、長打はなかなか望めない。しかし、彼には長打を打てるツボがある。上手くハマれば、二桁ホームランも夢ではない。

この日はノーヒットも、アプローチは○。ボール球には手を出さず、逆方向に強い打球を意識していた。

守備では中途半端な送球でエラーを記録。打者走者が大山だったので、一度ステップを踏んでも良かった。彼にとっては全てが経験。今のうちに失敗を多く積んで欲しい。

岡本

打撃ではタイムリーに大飛球。守備では邪飛を好捕。全く心配なし。

吉川

1打席目のセカンドゴロ(エラー)は、狙って打ったなら大したもの。1死13塁でダメなのは三振・併殺・内野フライ。左なら引っ張りが理想的だが、外角を無理に打つとショートゴロで併殺。その意味では、初球のストライクを見逃したのは○。ただ、2球目のアウトハイの直球に差し込まれてファールは×。4球目のセカンドゴロも、反応で打ってるような気がした。

2打席目は当てるだけ。3打席目は綺麗にバットが抜けた。守備を考えれば、絶対に外せない選手。この時期からあまり苦言を呈したくないが、もっとチームを引っ張って欲しい。

佐々木

以前よりはバットが内から出ている。阿部監督のショートゴロの意識が、ドアスイングの矯正に繋がっている。

だが、7回の打席はややスイングに無駄が見えた。反対方向への意識はいいが、松原門脇のように強いスイングを前提にしてほしい。

守備もこの日は悪くなかった。

大城

この日はリードに見どころ抜群。後述します。

打撃では甘く入ったボールをタイムリー。全く心配していない。

秋広

1打席目は追い込まれてからインコースを見事に捌いた。内角の捌きはチームトップクラス。その後の走塁も○。一塁手ではショーバンを取れずも、気にしなくて良い。今はレフトの守備と打撃のみ。

湯浅

積極的にスイングする姿勢がいい。守備では2度の好守。エラーもあったが、あれは内野全員のミス。

内野の控えには泉口湯浅増田陸中山が挙がるが、泉口湯浅が一歩リードしている。坂本の休養日&代走を考えると、最重要なのはサードの守備。2軍でも拙守が目立つ中山は話にならない。

最後の粘りも○。

山瀬

キャッチング○。逆方向のヒットも○。打撃も守備も楽しみな選手。おそらく岸田大城とともに開幕一軍だろう。だが、それでは出場機会が限られる。ほぼ出番がない3番手に小林を据え、山瀬は2軍で主戦捕手を張ってほしい。

福島との対決は見応えあった。

萩尾

守備は成長の跡を感じる。が、打撃は今日のメンバーで最悪。距離がとりやすい、右打者の外角の直球に差し込まれるようでは話にならない。打撃がいいオコエ、守備走塁に長ける松原が結果を出しているだけに、今日の結果は非常に残念。

泉口

選球眼は悪くない。思い切りも○。守備では内野フライで湯浅と連携不足。オープン戦ではどんどん痛い思いをしてほしい。良い経験になった。

中田

守備では中途半端な送球。だが、それを取り返すセンター前タイムリー。彼のような若武者は、ヒットもエラーも全てが経験。肥やしにしてほしい。


阪神では、湯浅の投球にかなり不安を感じた。イトマサは大丈夫だと思うが。。。前川は長打を打てるようなフォームに見えない。

秋広をファーストで起用するのはやめてほしい。まずはレフトの守備を平均的に守れるよう、オープン戦から固定してもらいたい。上手くなる資質は感じる。


全ての投手が合格点。チームとして、配球に変化を感じた。昨年は相手の狙いに対し、かわす配球が目立った。例えば相手が直球狙いなら、変化球中心に組み立てる。その変化球でカウントがとれず、甘く入った直球を痛打されるケースが多かった。

しかし、今日の投手陣は違った。自らの直球に自信を持ち、相手打者を差し込んでいた。どの

投手も堂々とマウンドにたち、ビビる素ぶりはゼロ。

特に、サトテルと中野の配球は文字通り痺れた。内角直球を臆せず投げ込む技術と姿勢。素晴らしい。特に、赤星から特大の一発を打ったサトテルに対し、松井颯が内角直球で見逃し三振。彼のような投手が開幕一軍も危うい、というのが今年の層の厚さを感じる。(右にシンカーを投げたのはよかった)



野手陣で良かったのは大勢いる。超強力な阪神も投手陣に対し、小さくならずに自分の力を出した選手たちは見事。

残念なのは吉川と萩尾。打撃のアプローチに全く成長が見られない萩尾はキツイ。吉川には本ブログで散々手厳しく言及してるが、レギュラーから外せとは思わない。彼の守備を考えれば外せない。ただ、首脳陣やファンを不安に思わせないで欲しい。誰もが認める完全なレギュラーになってほしいし、ならなきゃいけない選手だと思う。チームを引っ張れ、吉川尚輝!

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