大学生の巨人ファン

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3/29 巨人4-0阪神 阿部新監督の``覚悟``にあっぱれ!!!

投手

戸郷

6回無失点。直球の威力は危惧した通り本調子ではなかったし、ヒヤリとする打球も何本かあった。
それでも抑えるのがエースとしての責務。右打者に対しての外角直球の制球が抜群。一切シュート回転しなかった。フォークのキレ・落ちはイマイチ(打者に見切られていた)も、スライダーのキレは抜群。要所を締め、先発としての役割をキッチリ果たした。

西舘

いきなり開幕戦の7回は緊張しただろう。それでも、マウンドでは堂々とした表情。直球の球威・制球は抜群。変化球のキレも上々で、特にカットが良かった。この調子なら7回は安心して見てられる。

中川

OP戦では相当良かったが、本番でもその球が投げられた。直球のキレは全盛期並。これなら8回も安心だ。

大勢

直球の威力は2年前より上がっているし、変化球のキレもかなりいい。調整遅れで心配だったが、杞憂に終わりそう。
サトテルに対しての配球は見事。フォークを二球続け、高め直球に完全に振り遅れて三振。これは大城が流石だった。相手打者によりダメージを与え、大勢に自信をつけさせた(直球で三振を奪うことで)。私は大城に絶大の信頼を持っている。攻守ともに、これだけ安心できる選手はいない。


ディフェンス面では、近本を上手く分断できたことが勝利に繋がった。彼に走者アリで回さなかったし、ヒットを打たれたのも1死から。加えて中軸の大山・サトテルを完全に封じ込んだのも大きかった。四球を出さずにゾーンで勝負する意識は浸透しており、この日も無駄な四球はなし。阪神の強み(四球奪取力)を潰し、弱み(長打力の無さ)につけこんでどんどん押し込んだ。

野手

佐々木

やや硬さが見られたが、チーム初得点をもたらしたのは彼。打ち取られた打席でも、粘るなど相手にプレッシャーをかけられた。
見事だったのは5回の攻撃。吉川2ベース⇒ボークで無死3塁、打者戸郷。リスクのあるスクイズはさせず、吉川にゴロゴーではなくゴロストップの指示をさせた。次打者が佐々木なので、1死3塁でもチャンスはある。冷静沈着な采配。
戸郷投ゴロで吉川突っ込まず、1死3塁で佐々木。ここはギャンブルスタートでいい。2死3塁で門脇ならほぼノーチャンス。なら、本塁憤死のリスクを負っても先制点を取りにいくべき。結果、ゴロゴーで野選、先制点奪取。阿部監督の緻密・冷静沈着・大胆さ・覚悟が存分に感じられた一幕だった。

門脇

状態が悪くても、四球を奪えるのは流石。守備では三遊間の打球でミスがあった。どんどんミスしていい。それが彼の糧になる。

梶谷

まさに千両役者。守備では1死12塁、森下の打球を大大大ファインプレー。近本ヒット、中野バントヒットで流れが悪い中、森下の打球が抜けていれば不味いことになっていた。一人ないしは二人かえって、尚も1死2塁か23塁。そして大山サトテルと、3点は覚悟しなければいけなかった。その意味でも、梶谷の好守は非常に大きかった。
(中野の走塁ミスも見逃せない。大きく飛び出していたが、あそこまで出る必要がなかった。抜けてホームまでいけなくとも、1死23塁で大山。2点目のチャンスは十分。飛び出してなかったら、2死12塁で大山。まだチャンスはあった。リスクとリターンが見合ってない、拙いプレーだったと思う)
そして、値千金のホームラン。狙いははぐらかしていたが、間違いなく反応で売った筈。注目なのが、その前の2-2からの外角ボール球。恐らくバッテリーは見逃し三振を狙っていた。しかし、点を取られた動揺+粘って球数を稼いだのが効き、わずかにずれてボール。これで投げる球がなくなった。後ろが岡本なので、歩かせるわけにもいかない。内角に投げ切る制球力も、詰まらせる球威も最早なかった。
やはり経験値が違う。横浜時代から、彼は球際に強い。もっといえば、プレーの際、勝負の際に抜群の集中力を発揮する。成績以上にチームに貢献してくれる選手。彼もまた、巨人を支える素晴らしいプレーヤーだろう。


岡本

無安打も、全て紙一重の打球。明日・明後日にでもホームランは飛び出すはず。

坂本

超苦手な青柳相手。打てないなりに、粘って球数を稼ぐ姿勢がみれた。投手が変わったら簡単にヒット。昨年の開幕があるだけに、本人も安心したはず。

大城

打席での間合いがいい。

ポテンヒットは値千金。4点目をとれたことで、大勢もかなり楽にマウンドにたてた。青柳にもタイミングがあっていたし、この先も期待できそう。長打もある彼が7番にいるのは相当嫌なはず。

吉川

彼の2ベースは本当に大きい。ボークがなくてもバントで1死3塁。オープン戦終盤から調子を上げていたし、今日の活躍は予想していた。3塁からの走塁も見事。首脳陣と連携がとれていた証拠だし、采配に応えた吉川も見事。


総評

阿部監督の真髄が見られた1戦だった。先述のアウトカウントによってスタートをきりかえるのもそうだが、エンドランの多用も目立った。足の速い選手がいるので、この作戦も成立する。その意味では、前半戦の鍵を握っているのは佐々木。超俊足の彼と門脇が嫌らしく攻め、中軸が返すのを一つのパターンにしたい。
阪神は大山・サトテルがノーチャンスだった。大山は良い時のどっしりさがないし、サトテルは打席を重ねるにつれ粗さ・雑さが目立った。森下は1打席目の初球からかなり良さそうだったが、後ろの二人がアレだとキツイ。前川は長打がなさそう。坂本はノーチャンス。木浪を封じたのは大きかった。
森下は対左のほうが抑えそう。バットの軌道的に、入ってくる球のほうが苦手そうだからだ。事実、中川の内角には詰まっていた。(それを見抜いた大城も見事。今日は大城のナイス配球が非常に目立った)
島本鍛冶屋は去年より落ちているし、漆原はお前さんの匂いがする。鉄壁のブルペン陣とは言い難いだろう。
明日はどちらも左投手。ノイジーがスタメンなのはありがたい。問題は巨人。浅野や萩尾を起用するのか、初戦と同じオーダーにするのか。個人的には、今日と同じオーダーでもいいと思う。阿部監督に注目だ。

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