大学生の巨人ファン

大学生であるブログ主が全力でジャイアンツを応援するブログ。

舌の根も乾かぬ内に 悲しくなる阿部監督のコメント

シン

「迷惑かけてんだから投げろって感じです」。目を疑った、とはまさにこのこと。一区切りがつき、オーナー報告を行った阿部監督。エース戸郷について問われると、厳しい口調で奮起を促した。


よくもまあ、いけしゃあしゃあと抜かせるなと思う。確かに、今年の戸郷は不甲斐ない。だが、誰にだって不調の時期、どうしようもない時期はある。ましてや戸郷は、2020年代の巨人を支えてきた投手。中継ぎが貧弱のなかでも多くのイニングを投げた。20年代での貢献度でいえば、菅野よりも上だろう。


大功労者、といっても差し支えない戸郷。そんな彼に対し、監督の態度はなんだ?今シーズン、酷すぎるコメントを発する阿部監督。まさに舌の根も乾かぬ内に、陰湿なコメントがでてしまった。よくそんなことが思えるな、とある意味感心する。迷惑かけてんだから投げろ。まずそんなことを思いつかないし、思っててもいってはいけない。口にしたら戦争だ。


今年の戸郷は絶不調である。だが、阿部監督にも責任はあるだろう。マツダでの晒し投げ。二軍で休養・ノースローをさせず、中6日での起用。変化球を覚えないと、と今までの戸郷を否定。挙句の果てには無理くり中4日、初勝利も解せない起用法。

阿部監督はこうもいった。調子うんぬんではないと。だが、桑田二軍監督がいうには、戸郷は新しいフォームを模索している。自分のフォームのことで手一杯な戸郷。どうして一軍相手に抑えることができようか。

そもそも戸郷の不調は、昨年のプレーオフから。つまり、一過性でなく、メカニックに原因があることは明らか。にも関わらず、精神面で奮起を促す阿部監督。アプローチが根本から間違っているのだ。


迷惑かけているなんて、そんなの戸郷が一番よくわかっているだろう。彼は非常に責任感が強い選手。苦しんでいるエースに向かって、こんな言葉がプラスになるとでも思っているのか?高橋由伸氏とは違い、二軍監督・一軍ヘッドを経験した阿部監督。いわば部下に対し、モチベーターとは真逆の行動をとり続けている。ここまでくると、本人の人間性かもしれない。やる気を上げるのではなく、下げるような言動を繰り返す阿部監督は、将たる器では到底ない。


戸郷と阿部監督には、我々のあずかり知れない信頼関係があるのだろう。しかし、このような言葉を、マスコミ越しに投げかけてはいけない。ブンヤの先には選手もいるが、数多くのファンがいるのだ。プロ野球は興行であり、ファンがいなければ成り立たない。ファンは神様、というわけではない。だが、自分が吐いた言葉が、ファンにどう伝わるか、そろそろ学んだ方がいい。


確かに原さんも、選手批判はよく行っていた。時には回りくどく、選手にとって耳が痛い言葉を吐いていたかもしれない。だが原さんには、阿部監督のような陰湿さはなかった。どちらかといえば痛快な、まさに「陽」のオーラを放っていた。阿部監督はどうか?言葉は陰湿、まさに「陰」である。


暗さと陰、これは似て非なる。高橋監督時代は、ベンチの雰囲気は暗かった。だが、阿部監督が放つ、「陰」のオーラは放っていなかった。暗さとはチームの雰囲気に過ぎないが、「陰」のオーラはファンにまで届く。これはまさに、プロスポーツの監督としては失格である。


上の記事で原さんは、「ああでもない、こうでもない、という時期は終わった」、「覚悟を決めて戦えるか」と述べた。私も常々言及しているが、阿部監督に欲しいのは信念・覚悟だ。この選手と心中する、この選手を育てるという覚悟が不足している。

原さんはこうも述べた。「結果的になかなか救う選手が出てこなかった。男になる選手がいなかった」と。これもまさに、阿部監督の信念のなさが関係している。中山にしても荒巻・増田陸にしても、使うと決めたら優先して使うべき。監督が信念を持たなければ、選手はついてきてくれない。


昨日は5点差をひっくり返したヤングジャイアンツ。自虐的・悲観的にいわれがちだが、底力は秘めている。バントをして重圧をかけるのではなく、「併殺うってこい」ぐらいの気概を、そろそろみせてほしい。


後半戦の阿部監督に求めることは二つ。一つは、信念のある選手起用。コイツだ!と思った選手を優先して起用する、ミスの一つや二つは許容する信念、覚悟を見せてほしい。二つ目は言動の改善。選手はともかく、ファンががっかり・悲しくなる言動は控えてほしい。迷惑をかけるだの、5割でいいだの、聞いていて情けなくなる言の葉は耳にいれたくない。