8/12 巨人5-0中日 地に足のついた森田と岸田
中5日で7回無失点。特段凄い球を投げているわけではないが、なんだかんだで抑える森田。投球の引き出しが多いのと、1回表のようなピンチになっても動じない精神力が好投の要因だと思う。比べるわけではないが、同期の西舘はポテンシャルでは上回るものの歯痒い結果が続いている。老獪なピッチングをする森田を参考にしてほしい。
左には内角ツーシームを軸としながら、外直球にスライダー・チェンジアップ。右には直球を主体としながらも逃げるツーシーム、落ちるフォーク。左右どちらにも多くの球種を持っている。森田の良い所は、様々な打者のタイプにも対応できる点。例えばロングヒッターの細川・ボスラーには躱しながら、田中・岡林などの小兵には押し込む傾向にある。
それでいて森田は、地に足がついたピッチングをしている。決して逃げるのでなく強気にいきながら(内角ツーシームで突っ込みながら)最後は躱す、軽率でなく根拠を持って押し込む(ボール球を投げながら)など、2年目とは思えない内容ではないか。これも名前を出して申し訳ないが、不用意な一発を浴びがちな戸郷・井上は参考にするべきだろう。
ベテランのような投球をみせた森田だが、岸田の活躍も素晴らしかった。打ってはダメ押しの2ラン。2点で終わらず、試合の主導権を確実に握れた一発だったし、フルカウントから四球を狙わなかったことを評価したい(次打者は坂本)。
守っては中日打線を0封。岸田が成長したのは、リードの視野の拡大だ。どの記事かは忘れたが、岸田は相手打者を見て・優先してリードを考えると指摘した(反対に小林は味方投手を優先)。どちらが良い・悪いではないが、気をつけたいのはリードが偏ること。例えば投手優先なら調子のよい球種を優先するあまり、打者の得意ゾーン・得意カウントに不用意に攻めてしまうケースがある。反対に相手打者優先なら苦手ゾーンを考えるあまり。調子が悪いコースに要求→逆球で痛打、がよくあるパターンだ。
去年までの岸田は余裕がないためか、相手打者を優先しすぎる傾向にあった。だが今年は、味方投手の状態・投げたい球を加味するようになってきた。それが現れたのが今日の7回。やや疲れがみえた森田だったが、岸田は右打者には落ちる球を要求。左には内角を使わず(疲れで抜ける→死球のストレスがない外角)に組み立て、アウトは全て三振。投手優先のリードだった。
落ち着き払った岸田、2年目とは思えない泰然自若の森田。バッテリーが勝利に貢献してくれたが、阿部監督の継投も良かった。点差も関係するだろうが、7回ピンチになっても森田を代えなかったのは大賛成。5点差で代えるようなら、始めから7回頭で交代させるべき。明日はマー君だが、今日のような腰のはいった采配を期待したい。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。