3分の1が終わった今 収穫と課題
ようやっとる
もう3分の1が終了。我らがジャイアンツは2位。48試合で26勝21敗1分、勝率は.553。1位阪神とは0.5差。今のセリーグは1-4位が団子状態。重要なのは抜け出すことではない。脱落しないことだ。
昨年のトップバッター、丸・グリフィンが開幕前に離脱。戸郷・ヘルナンデス・門脇は精彩を欠き、大城は絶不調。坂本は衰え、大大大黒柱の岡本が離脱。そのなかでのこの成績は、ようやっとるの一言に尽きる。
若手の活躍が最大の収穫
先発投手
菅野が移籍、戸郷がスランプ、グリフィンも登板回避が続く異常事態。それでも、若手投手の成長が光ったのではないか。
井上はカード頭で大健闘。相手投手がエース級のなか、しっかりゲームメイクできている。昨年までは2・3戦目が多かった井上だが、今年は名実ともにローテの柱になっている。
伊織の成長っぷりは目覚ましい。昨年の後半~OP戦にかけ不調だったが、開幕してからは別人。こちらもローテの柱となり、一皮剝けた印象。
赤星の進化も大きい。グリフィンの離脱によって急遽ローテ入りが決まったのは、怪我の功名と言わざるを得ない。最近はカード頭の登板が続いているが、それに恥じない投球。
苦しい先発陣だからこそ、自覚が芽生えた伊織・赤星・井上。新戦力の田中・石川はローテに定着しなかったが、若手3人の飛躍は中盤・後半戦にかけて明るい材料。
離脱者も戻りつつある。グリフィンは汚名返上の0点台投球、戸郷も先日初勝利。戸郷こそ予断を許さない状態ではあるが、前述した3人+グリの4枚看板は他球団に誇れるレベル。
リリーフ
なにより大勢ライデルの安定感が光る。昨年にはない戦力でいえば、左の中川の復活、右殺しの田中瑛斗の躍進は大きい。コマ不足感が否めない中継ぎ陣において、ピンチでも安心して送り出せる中川・田中には非常に助けられた。
捕手&内野手
捕手は、甲斐の活躍は想像以上。スポット起用の岸田の躍動も見逃せない。
岡本が抜けた一塁には増田陸。打撃では3割&OPS.763と申し分ない成績。足も健康(怪我のリスク無し)で1番を安心して任せられる。最大のウリは守備かもしれない。
吉川に言及する必要はない。
サードは人材不足だったが、門脇・中山・リチャードが良い味を出している。門脇は復調気味の打撃&サードなら球界トップクラスの守備。中山も打撃は上昇気配で、長打も出始めている。リチャードは三振orHRの粗い印象が拭いきれないが、守備力はかなり高い。右の速球派には中山、左の軟投派にはリチャード、エース級で守備を優先時には門脇が理想。
遊撃には定着した泉口。彼の活躍は大きすぎる。ショートの守備は派手さはないが堅実。なにより打撃がいい。.270&OPS.678も、遊撃なら合格点だが、数字以上の魅力がある。とにかくアプローチが素晴らしい。
打撃が目立つ増田陸は、実は守備がいい。堅実な守備をみせる泉口は、実はアプローチ抜群の打撃を披露。攻と守、矛と盾を併せ持つ若武者の活躍なくして、ジャイアンツの今の成績はないだろう。
外野手
小括
課題
リリーフ陣以外にあるまい。大勢に磨きがかかり、ライデル・田中瑛斗・中川は新戦力といっていい。しかし、昨年のリリーフが総じて不調なのが痛い。
ケラーはいつまでたっても状態は上がらないし、バルドナードも二軍で乱調。高梨は独り相撲だし、船迫も球威が物足りない。敗戦処理の泉・平内は昨年までと別人。彼らがこの調子では、リリーフ陣はマイナスの評価になってしまう。
先発から転向した石川もピリッとせず、左の枚数不足が否めない(だからこそ、中川を酷使気味に起用している)。バルドナードは直近では好投していたので、一度ケラーと入れ替えてもいいかも。横川堀田や、先発争いからあぶれた組(西舘森田などの誰か)が、どこまで中継ぎに適用できるか。敗戦処理からもう一つランクが上の、大事な場面で登板できる投手がほしい。バルドナードがダメなら、いよいよリリーバーの外国人の途中補強もありえるだろう。
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