5/11 巨人1-2ヤクルト 堀田の代え時と茂木への配球
残念な試合。浅野の一発のみと打線は沈黙。打線については言及したくない。今回は6回の守備、堀田の代え時と茂木への配球について振り返りたい。
見誤った堀田の代え時
堀田を責める気には全くならない。敗戦処理→中5日で先発と、無茶苦茶な起用のなか、想像以上の投球だった。直球はシュート回転せず、カットとカーブでカウントを稼ぎ、チェンジアップは左右問わずウイニングショットとして機能。尻上がりに状態を上げていただけに、首脳陣も代え時が難しかったかもしれない。
この試合が始まる前から私は、堀田をいつ代えるのかがカギになると考えていた。堀田自身が中5日&日曜日で明日は休日&勝ちパが疲弊していない&ロングの石川が控えている今日のゲーム。堀田と石川のニコイチで6-7回まで凌ぎ、大勢ライデルで制圧するのがゲームプランだったはず。
6回の頭から交代してほしかったのが本音。理由は一つ。打順が1番の岩田からで、最近好調さからだ(今日も1打席目に良い打球)。前の5回で3人に抑えていれば、9番の吉村からだった展開。1死スタートなら堀田でも納得だが、無死で岩田からは失点の確率が高い(1戦目は岩田からの打順で同点を許した)。しかも3巡目。堀田の球筋に慣れてきたヤクルト打線。案の定、岩田に3塁打を許し、取り返しのつかない展開になってしまった。
堀田は本当に良かったと思う。ネット上のファンも絶賛する声が多かった。しかし、首脳陣までファン目線では困る。堀田の勝ち星などどうでもいい。目の前の1勝のために非情になれない指揮官では。。
悔いが残る茂木への配球
無死3塁、サンタナ三振(使ってなかった内角チェには驚いた)→1死3塁、打者茂木。真ん中直球見逃し→高め直球ボール→高め直球ボール球を空振りで1-2。このカウントでは、中に入ってくるカーブとカットはボール球でも使いにくい(当てやすい)。入り球に強い印象のある茂木にはなおさらだ。必然的に次のボールは、直球かチェの二択だった。
私ならチェを投げさせたい。直球なら、せめて低めだったと思う。
直球低めなら、投げた瞬間にチェと錯覚する可能性があるが、高めなら直球一択に絞られる。
チェを投げさせたい理由は二つ。一つは、この打席は直球オンリーだったこと。二つ目は、1・2打席ともにチェで打ち取っていたからだ。今日の茂木は、堀田のチェにはあっていない印象があった。しかも3打席目のこの場面では、直球しか見ていない。直球タイミングの茂木に対し、堀田の特殊なチェ(直球に偽装可能)は刺さったと思う。三振も望めるし、当てても泳ぎ、ハードヒットはない。泳がして吉川に飛ばせば、本塁封殺もありえた。
だが甲斐は、茂木がチェを意識している(チェを投げないからこそ、意識させた&4連続直球はない)と思い、その裏をかいて高め直球を要求した。結果は最悪のホームラン。
なぜ打たれたか、理由は明白。茂木という男は、裏表・駆け引きといった類は頭にないからだ。茂木は配球を読むのではなく、自分の打てるゾーンに球が来たら打ってくる打者。では、茂木の打てるゾーンとはどこか。答えは簡単。引っ張れる内角の球だ。何も考えず、自分のスイートポイントを待ってるからこそ、ケラーの直球を1発で仕留められるし、堀田の高め直球を迷わず振りぬける。
以前、高梨vs佐野でも言及したが、裏表が通用しない打者はいる。茂木はまさに、カードの表裏とは別の範疇にいる打者だ。大勢ほど圧倒的な投手であれば、内角直球でも打ち取られたと思う。しかし、マウンドにいたのは堀田。4球連続で直球は投手的にも投げづらかった。つぐつぐ、腕が振りやすい(心理的に余裕のある)チェでよかったと思う。
これで今週は2勝4敗。勝ち負け以上に、重苦しい空気が漂い始めているジャイアンツ。しかも来週からはマツダ。浅野の2試合連続ホームランは明るいニュースだが。。。
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