大学生の巨人ファン

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犬夜叉 感想

久々の漫画感想。巨人が弱すぎるので、いつもの現実逃避。
多分この漫画、5-6周、いや7-8周はしました。
今回は、そんな大好きな犬夜叉の魅力について。
注意 ネタバレ含みます


物語の明快さ

四魂の玉の欠片を集めるべく、かごめと犬夜叉が旅をする。
物語の軸はこれだ。その中で、仲間と出会い、敵との因縁が生まれていく。
私がこの漫画をみたのは、おそらく小学4年だったと思う。
物語の単純さは、幼い私でも容易に理解できた。
近年、伏線が多い漫画が流行りである(主観であるが)。
犬夜叉はLive感が強い漫画で、新規が導入しやすい、非常に週刊向けの作品だ。
この点に、作者・高橋留美子先生の才能を感じる。

バトルシーン

熱いバトルシーンの多さも、犬夜叉の魅力だ。
弥勒様の風穴だったり、珊瑚ちゃんの飛来骨、犬夜叉の風の傷、殺生丸様の爆砕牙など。
これらのいわば‘持ち球‘を存分に生かしたバトルシーンは必見だ。
迫力ある作画での戦闘は読者を引き込む。冥道残月波とかいう名前の響きも能力もクッソかっこいい技、好き。手に入れる経緯は、、もっと好き。
特に胸熱なのが、七人隊との闘い。シリーズ屈指の対決だと思う。
7人隊は元々ただの人間。それを奈落が四魂の欠片によって復活させた。
犬夜叉陣営だけでなく、殺生丸様、狼牙と共闘して敵を倒すのは、少年心がくすぐられるシーンである。

敵キャラ

・奈落

最終鬼畜ラスボス。いやー、このキャラがまた魅力的なんですよ。
ただの野盗が、なぜ妖怪になったのか。それは、桔梗への愛なのです。
桔梗を手に入れるために、四魂の玉を手中にした奈落。
しかし四魂の玉は、所有者の本当の願いをかなえてはくれないのです。
彼の最期に放ったセリフ。桔梗の心を欲していた奈落。けれども、あの世で桔梗に出会うことすら叶わないと察する奈落。それを嘆くことなく、淡々と受け入れる奈落。
彼は、犬夜叉一行の最大の敵。それは即ち、読者の敵でもあったわけです。
ですが彼の最期に、哀愁を感じた人は多かったでしょう。

・神楽

一番好き。奈落に生み出された妖怪。風のように自由を欲する彼女だが、
その心臓は奈落に握られていた。度重なる戦いで、奈落に不信感を抱き、逆に殺生丸様に興味を抱く神楽。この神楽と殺生丸様の関係が本当に好きなのです。あからさまに愛を描写することはありません。神楽は、ただ殺生丸様が強いから、彼を利用しようとします。
そんな神楽にも、遂に最期が。奈落に心臓を返された直後、胸を貫かれてしまいます。
やっと手にした自由。もう動くことはできず、周りには誰もいない。絶望した直前、なんと殺生丸様が。奈落の匂いを頼りにきたという殺生丸様。私のためではないと室脳する神楽。
しかし殺生丸様は、お前(神楽)だと分かってきたというのです。
その言葉に満足した神楽。最期は風、自由となって命を散らしました。
死ぬ寸前でも、神楽は殺生丸様に自らの思いを伝えませんでした。
しかし、それでよかったと思うのです。きっと殺生丸様にも、神楽の思いは伝わったはずですから。自らが望んだ自由。その現実に絶望した神楽を救ったのは、間違いなく殺生丸様でした。

続編について

以上のことを、特に原作も読み返さずかいています。ですので、間違ったことをかいてたら申し訳ございません。
まあ、こんだけ熱く書いたのだから、続編・半妖の夜叉姫は見たに違いないとお思いでしょう。実は、全く見ていないのです。というのも、私の犬夜叉は、あのラストシーンで完結しているのです。時空を超え、再び出会った犬夜叉とかごめ。これ以上の物語はただの蛇足だと思います。そうしないと、奈落も浮かばれないと感じるのです。
なので、私は続編に否定的です。犬夜叉とかごめの子も、殺生丸様とりんの子も、実際にやられるとどうしても?マークが生まれるのです。それは、ファン一人一人が考えればと思います。

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