大学生の巨人ファン

大学生であるブログ主が全力でジャイアンツを応援するブログ

ココロオドル試合 巨3-2阪

<投手>

・戸郷

重圧の中、いつも通りの投球をしてくれた。
三振を狙わず、インコースの直球でガンガン打たせた。
その結果、球数が少なく試合終盤でも球威が衰えなかった。大城もナイスリード。
7回2死一二塁、原監督は戸郷を交代させた。戸郷を執拗に引っ張る悪癖がある原辰徳。
今日はよく決断した。

・高梨

結局、左打者に対してスライダーを使わず、シュートでねじ伏せた。
彼の代名詞はスライダーだが、実は諸刃の剣でもある。それは、制球の困難さだ。
変化が大きすぎるあまり、中々カウントを稼ぐのが難しい。
7回、12塁で打者中野。大城は中野の1球目の反応を見て、四球orスライダーを流す狙いを察知した。その結果、四球リスクが少ないシュートを要求し、高梨も見事に応えた。
試合の流れを完全に引き寄せた、素晴らしい投球&リードだった。


・鍵谷

ワンポイントで大山を打ち取った。ホームランだけは許されない場面。
リスクを避け、スライダーをしっかりとボールゾーンに投げ切った。
彼が復帰したことにより、手駒に右のワンポイントが入ったのは大きい。

・大勢

カウント有利で投球できた。最近の彼は、ボール球先行で苦しい投球が目立った。
今日はストレートで簡単にカウントがとれ、相手打者を後手後手に追い込んだ。
試合間隔が大きいことで疲労が回復できたのかもしれない。

<野手>

・吉川

試合の流れを引き寄せたタイムリーヒット。あの場面で打てた事は、非常に大きかった。
無死3塁でのチャンスを、89番で得点が取れず。非常に嫌な流れだった。
もしここで打てなかったら、次の回に点を取られていたかもしれない。
今日だけでなく、この先の8連戦の運命を大きく変える一打になるに違いない。

・坂本

7表のファインプレーは痺れた。
球際のあの強さももちろんだが、あの場面で彼に飛んでくる、千両役者ぶりに恐れ入った。

・中田

お前が必要、中田翔。外よりの変化球を完璧に捉えた。前打者の丸が一球で打ち取られ、
流れはよくなかったと思う。それを吹き飛ばした、素晴らしい4番の一発だった。

・岡本

牽制死という、大チョンボを犯す。だが、そのあとのプレーで私は許した。
それは、戸郷のバント処理の送球を上手くとったことだ。
ゲッツーを狙って無理に処理したら、1アウトもとれなかったかもしれない。
相手のミスをしっかりとミスにさせた、いいプレーだった。

・ポランコ

西の変化球には、完全にタイミングがあっていた。内角の直球はノーチャンスだったため、相手に助けられた。といっても、西の投球の土台は両サイドの変化球。配球を読んだのか、それとも偶然か。どちらにせよ、願ってもない追加点だった。

・ウォーカー

フェン直を3塁打にした走塁が素晴らしかった。下位打線で点を取るには、兎にも角にも走者を3塁に置く必要がある。先頭打者として、最高の仕事をやってのけた。

大城

前述の通り、素晴らしいリードだった。9回に抑え捕手の小林が起用されなかったあたり、彼の信頼がうかがえる。バッティングでも、無死3塁でのアプローチはよかった。
あの場面、ベンチはウォーカーにゴロゴーの指示を出すべきだった。次打者は投手の戸郷。
あの場面は無理してでも、大城で得点を取らなければならなかった。

<感想>

先週の戸郷の試合。私は、1対17のスポーツと振り返った。https://daigakuseinogiantsfan.muragon.com/entry/36.html
今回は、9対9のスポーツだった。それは、試合後のヒーローインタビューで物語っていた。
戸郷が、いつも野手に助けられてる、と感謝の言葉を何度も口にしていた。
当人がこう発言しているのに、ファンが見殺しとかいうのは間違っているだろう。
私自身も、大いに反省した。


さて、全員野球でこの試合を制し、3位とは0,5(実質1)ゲーム差となった。
今日負けていたら、ガチで終戦だった。
この試合の重要さは、チーム全員が理解していただろう。
確かに巨人サイドのミスもあった。だが、それをホームランで帳消しにした。
今年の巨人は一発攻勢。繋がりがない打線と揶揄される。
しかし、結局野球は本塁打>タイムリーなのだ。
繋がり、試合の流れとは関係なく、理不尽に点を取り続ける。
少ないリードを、高梨・大勢で逃げ切る。今年の巨人を象徴した試合だった。


最高の形で9連戦の初戦をとった。明日はvs横浜、横浜キラーの山崎伊織。
ベイスターズは広島に2連敗、非常に苦しいチーム状況だ。
打線の中核である佐野の疲れが深刻で、ここまで獅子奮迅の活躍の中継ぎ陣も、
疲労が溜まっている。しかもこの2戦、横浜は多くの投手をつぎ込んでいる。
巨人にとっては追い風である。大貫を早めに降板させ、不調の中継ぎ陣を打ち崩したい。


今日含めた11戦の目標は、8勝3敗である。菅野・戸郷の6戦+赤星伊織のゲームを勝つ
算段。明日も負けられない。それにしても、こんなにヒリヒリする勝負は久しぶりだ。
最後の連戦、力を振り絞って戦い抜いてもらいたい。

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