踏ん張った中継ぎ陣 巨6-5横
<投手>
・井上温大
右打者への攻めは、①内角の直球②ボール球のインスラ③外角の直球だ。
カーブ、チェンジアップは制度が低くて見せ球にしかならない。
相手打線は1巡目でそれを把握し、①に狙いを絞った。
4表、先頭の大田泰示が0-2から①を打たれ、以降の打者にその球が投げられなくなった。その結果空振りが取れず、攻め手が無くなり、満塁で降板となった。
確かに彼はポテンシャルがある期待の若手だ。
だが現状、cs争いの中で先発は任せられない。
いいところ、ビハインドでのロングリリーフだ。
来年に向け、落ちる系の球種(チェンジアップ)を磨いてほしい。
楽しみな投手なのは間違いない。ただし、期待の若手である期間は短い。
ただの選手になる前に、同年代と差をつけたい。
・鍵谷陽平
運だけ投法で乗り切った。
・デラロサ、クロール
・平内龍太
高梨を出したいのが山々だが、相手主力は右が多く、平内を引っ張るほかなかった。
ベンチが動けない状況の中、自分の力で乗り切った。
・大勢
<野手>
・大城卓三
沈んだムードを吹き飛ばす、値千金のホームランとなった。
・中田翔
そう思わせる風格が、今の中田翔から漂っている。
・重信慎之介
守備固めとは思えない。
・ウォーカー
よく追いついたと思う。前進守備であった以上、彼を責める気にはなれない。
・若林晃弘
1死2塁で三振。うーん。
・坂本勇人
7番降格は大賛成。負担が少なくなり、以前より良い成績が期待できる。
<感想>
よく勝利をもぎ取った。デラロサとクロールが、荒れたゲームを落ち着かせた。
打線も四球・単打で繋いで一発がでるという、理想的な展開となった。
これで3位とは1,5ゲーム差。ただ、試合数は阪神と1、広島と2少ない。
また、負け数は阪神とは1少なく、広島とは1多い。
これらを考えると、3チームはほぼ同ラインにあるといえる。
抜きんでるために必要なのは、一人一人の繋ぐ意識だ。
四球・単打で繋いで、相手に球数を投げさせる。
相手がつかれたところに、長打で一気に得点する。
ここ2試合は、その攻め方ができている。
残り少ない今シーズン。悔いの残らないよう、選手たちは今一度奮起してほしい。